J.A.カルナハン:ア・ドリーム・オブ・カミング・ホーム

ジョン・アラン・カルナハンは1955年生まれで、現在はカリフォルニア州立大学のボブ・コール音楽院の教授を務めながら、バンドディレクターや作曲活動も行なっている。
この曲は、祖国を遠く離れて働く人たちに向けて書かれたもので、馴染みの街並みを散歩したり、家族で過ごした時間、夏の嵐の匂いと言った、故郷を懐かしく思い出してもらえるような印象で書かれている。 
曲名の「A Dream of Coming Home」は敢えて日本語に訳すと「帰心の夢・帰郷の夢」と言った所であろうか。夢を見ているようなふんわりとした雰囲気の中で、とても耳馴染みが良く、親しみが持てる上にどこか懐かしい雰囲気を持った旋律が現れ、故郷の景色が次々に現れる。そんな印象が浮かび上がる曲になっている。 
途中で雨の音が聞こえるのだが、いろいろな楽器を使ってこの雨の音を表現しているので、その点もお楽しみただけたらと思う。 

【出版:C.アラン出版社/グレード3/演奏時間6:45】

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