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悪魔みたいなグループホーム入居者、私
!!!注意!!!
この記事には、精神障害者向けグループホームについてのネガティブな意見が含まれている。
そういった話が苦手な人は戻るボタンを16連射して欲しい。
春野太陽さんという書き手
春野太陽さんという方がいる。
精神疾患を患い、グループホームで暮らすギフテッドだ。
詳しくは彼女の記事を読んで欲しいのだが、ぜひ読んで欲しいのだが、
あまり質の良くないグループホームでの生活に苦しんでいる。
早口オタクのコーナー
春野さんの記事は面白い。彼女の記事をnoteのオススメで偶然見かけた。
言語を得意分野とするギフテッド。毒親持ち。同じだ。
最大の違いは、私は発達障害であり先天性であることか。
適性も生き方も私とはまるで違うギフテッド。これは……面白い!!
夢中で一気読みした。
これだけ賢く、興味深く読みやすい記事を書く方がこのまま苦しんでいるのはあまりに損失である。
どうか幸せに生きて欲しいと、微力ながら願っている。
精神障害者向けグループホームとは
冒頭の引用で薄々気付いているかもしれないが、今回は精神障害者向けグループホームについて書く。以下、GHと表記する。
私も実は、去年の今頃GHにいたのである。
ただ、春野さんがいるのは一人暮らしタイプ、私がいたのはシェアハウスタイプであることを留意してほしい。
精神グループホームは指定共同生活援助事業として、利用者さんが地域において共同して自立した日常生活又は、社会生活を送れるよう身体・精神の状況や環境に応じて相談・日常生活の支援を行う施設です。 地域の民家・アパートを利用し、利用者さんが地域で普通に暮らしたいという願いを、実現するために住む場所の提供をいたします。
スタッフに悩み事を相談したり、日常生活の助言や支援を受けることも出来ます。
一人暮らしに自信のない方でも、様々な支援を受けながら地域での生活の経験を積むことが出来ます。
ちなみに、朝霧がGHに入居したのは、
当時妹の精神疾患の状態があまり良くなく、毒母に
「妹ちゃんの療養にアンタが邪魔」
「翼の優先順位は妹ちゃんより下」
「アンタは何年療養してもよくならないじゃない」
などと言われて実家を追い出されたためである。
だが、元々あまり実家と折り合いがよくなかったため、それ以前にもいくつかGHを体験利用している。
その経験も交えて書く。
Q.グループホームってぶっちゃけどうなの?
A.地獄と大差ない
無論、全国探せば良いGHもあるだろう。志高く知識のある職員もいるだろう。
だが、あいにく私の観測範囲にはまったく存在しなかった。
一か所、見学して「比較的平穏だな」と思った一人暮らし型GHもあったが、満室で空きが出なかった。
もちろん、これも全てではないとはいえ、まともなところは既に埋まっちゃってるのである。
職員はどうにも話が通じない感じだし、時間を守らないし、
手のかかる人にばかり関わっていて自立度が高ければ放置だし、
夜勤の担当者など日本語の日常会話が困難な外国人の若者だったりする。
無論、そういったときに入居者同士の揉め事が発生したら止めることは不可能だ。
入居者もよくない
既に閉鎖的な人間関係が出来上がっちゃってるところに参入するのは、
言語能力や障害の種類程度に関わらず困難である。
また、「いつもの習慣、いつもの生活」が新しい入居者の登場により乱されると状態の悪くなる人もいる。
人間扱いされない
これは感覚的な話で、理論に裏打ちされた根拠があるわけではない。
GHの職員は入居者を人間だと思って接していない人物も多い。
確かに、人間と称するにはあまりに言葉が通じなかったり、入居者は様々な困難を抱えている。つい人間扱いできなくなってしまう気持ちもわかる。
入居者は管理対象だとか、もっと悪く言ってしまえば動物。
そんな風な扱いなのだ。
これについては、先に書いた外国人の若者の方がまともな対応をしていた気がする。
次の段落からはGHでの悪辣な生き方について綴っていく。
だが待って欲しい、こちらに誠意を持って接してこない人間に、誠意を返す必要があるだろうか?
多分、ない。
地獄で生きていくために
苦情受付先を把握する
これは、あらゆる施設に必ずある。
苦情受付担当者、市区町村の苦情受付電話番号などが表記されているはずなので、いつでも電話できるように控えておこう。
理不尽な扱いを受けたら、
『いつ』『どこで』『誰が』『何をした』か仔細に伝えるのだ。
文書での記録も残しておくといい。
「こういう困ったことがあったんです、苦情受付の電話番号に電話しちゃおうかな」
で動かせる職員なら存分に使おう。
亜種として、「○○さん(管理者)に相談しようと思うんです……」
というワードで動かしやすい職員もいる。
かなり最終手段寄りになるが、職員に話が通じなくて困ったら
目の前で電話してもいい。
職員に合わせた対応で要望を通す
GH職員も人間である(手のひら返し)。
人間であるが故に、個々にウィークポイントが存在する。しない個体もいるが。
「この職員はヒステリー気味の入居者の要望を通してしまいやすい」
「こっちの管理者は文書を交えた理詰めが効く」
などといった傾向を把握し、それを使い分けて自分の住みやすい居場所を作っていく。
ウィークポイントが存在しない、または頭のいい職員に対しては
「関わらない」あるいは「その職員の前でだけ模範的入居者として振舞う」が正解である。
番外編:敵対的な入居者に対して
これは特にシェアハウス型グループホームで問題になる。
朝霧の場合は、周囲の入居者のIQや自立度と離れすぎており、大幅に敵対したのである。
就労移行支援施設から帰ってきたら、玄関で私を複数人で取り囲み暴言を浴びせてきたときは流石に焦った。
これも傾向と対策、そして苦情が有効である。
他の入居者と職員の人間関係を把握し、敵に最も有効打が与えられる相手に『相談』しよう。相手の悪行を包み隠さず話すのだ。
どんなにキレていても暴力は絶対にいけない。
逆に相手が暴力を振るってきたらチャンスである。診断書を取り、徹底的に抗議し、命の危険を騒ぎ立て、敵対者を更なる地獄に送り込もう。
ここまで読んで、なんて悪い入居者だと思っただろう。
だが、こういったことは、厳しい環境で自らを守るために必要なのだ。
そう、
地獄なんだから悪魔がいて当然である。
過去の記事で、『他人に多少迷惑をかけてもいい』と書いた。
この言葉の真意として、自分を傷つけてくる相手のことまで慮っては、壊れてしまうということが言いたい。
自らの安全と安心を守るための武器は必要なのだ。
その武器を心でしっかり握りしめ、地獄を生き抜け、同胞よ。
繰り返すが、暴力は絶対にいけない。
法律を侵すこと、グループホームのルールを破ることも結果的に自分が不利になりやすい。
あまり『扱いづらい入居者』になって、住むところが無くならないだろうか?
これは、「書面上のルールを守っている限りは大丈夫」である。
追い出せる理屈がない。
仮に追い出されたとしても、違うGHもそれ以外の住むところもある。
何より守られるべきは、自分の心と命であるという言葉で、このnoteを締めたい。