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Nikkor Z180-600の改良
お手頃値段でコスパが良い望遠ズーム、Z180-600 f/5.6-6.3 VR。
FマウントのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRのZマウント版として登場したのでS-Lineではなくノーマルシリーズだ。
そのせいかピントリングがニコン独特なコントロールリングで代用されている。これが細くて位置が手前過ぎてマニュアル操作が極めてしにくい。
ニコン側は「オートフォーカスで撮影せよ」と言いたいのだろうが、残念ながらオートフォーカスが効かない撮影を多くするので、これではとても困るのです。
友人からフォローフォーカス用のギアリングを付ければ多少操作がし易くなるとの情報を得た。
さっそくこのレンズに嵌まるギアリングを探したがTILTAの製品しか見つからなかったのでさっそく購入して嵌めてみることにした。
直径は85ミリ程度だったので85-87ミリサイズをチョイスした。
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嵌めてみるとこれがピッタリ!
難点はギア部分の出っ張りが高すぎて指が痛いところ。
これは後日、高さを削って調整しようと思う。
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手持ちだと雲台座が邪魔なので上に回しておけば解決できる。
指に食い込む感じがあるが、無いよりはピントを合わせやすくなっている。
三脚に固定して上からリングを操作するビデオスタイルの方が回しやすい。
180-600に付属のフードの内面反射処理が溝を付けただけなので良く光る。
先端にもゴムが付いていないので、DIY屋さんでU字型のゴムを付けフードフードを下にして地面に置くことがあるのでクッションとなるゴムはあった方が精神的に良いのです。
それと、レンズコーティングがノーマルシリーズでS-Lineほど良い物ではないので、コントラスト低下につながる逆光対策には気をつけたい。
今回はフード内面に黒のウールペーパーを貼り付けて、ほぼ反射が無い完璧なフードができあがった。
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細かいところだが、使いやすい様にチューンナップすると、撮れる写真もレベルが上がるという物です。
本音を言えば、こんなことをせずとも使いやすい製品を作って欲しい。
あの巨大なズームリングは本当に必要なのだろうか?
ズームリングをあと2センチ短くしてピントリングを2センチ長くしても誰からも文句は来ないと思うがいかがなのもだろう。