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CFexpressカード DELKIN BLACK

この間CFexpressカードのレビュー記事を載せました。
目的別に色々なカードを使うわけですがZ9の連射時には、やっぱり最速のカードを使いたくなります。
Z9はリアルブラックアウトフリーのEVFが最大の強みです。
ソニーの7S3のEVFがハイフレームレートで素晴らしくて、マニュアルフォーカスで飛んでいるツバメにミラーレスのファインダーでピントが追えたのには感動をしたものですが、それはビデオ撮影だけでした。
ニコンのZ9は写真の連射でも飛んでいるツバメを追えるんです。ですからフルサイズのロスレス圧縮RAWの秒20コマの連射が生きてくるんですね。飛び回るツバメを追いかけるわけですから、背景も空になったりビルになったり、明るい暗いがコロコロ変わってしまいます。ですから露出はマニュアルで固定にします。多少の明るさの調整は現像時にするのでロスレスRAWが必須になります。ツバメを追いかけながらジャスト構図の手前からRAW連射をするのですが、5~10秒はシャッターを押し続けます。そうするとあっという間に100~200枚のRAWデータが撮影できてしまうので、その膨大なデータを途切れることなく書き込むことが出来る速いメディアが必要になります。

都内某所から撮影したアマツバメ

これまではPROGRADE COBALTを使ってきましたが、それよりも書き込みが速いDELKIN BLACKの存在を知ってからはメインスロットにはBLACK、セカンドスロットにはCOBALTを入れるようになりました。
後発なのでPROGRADE COBALTを凌駕するスピードで出してきたようです。今のところトラブルはありません。
Z9の8K60P N-RAW 高画質記録を難なくこなしています。


このような場合AFは効きません

このようなシュチュエーションではAFは全く効きません。
ファインダーを見てピントを送りつつ連写をして、ピン送りのタイミングがあったシーンがあれば儲けもの。飛ぶツバメを動画で撮影するときもマニュアルが基本です。歩留まりは悪いのですが、背景が複雑な場合、現在はこれでしかツバメを撮影できないのでしょうがありません。
8K60PのRAW動画を撮影する勢いでデータが溜まっていきますので、万が一でも連写が止まるようなことがあると貴重なチャンスを逃すことになります。
ですので、余力がある最速のカードで記録することが必要で、それが安心感につながりコマ落ち防止の担保にもなります。
高速のメモリーカードは高価ですが、フィルムのことを考えれば納得はできます。それも時代だと割り切って使うのもありだと思います。



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