コロナ患者への差別
あなたも感染者かも
直近のニューヨークからのレポート(コロンビア大学メディカルセンターとニューヨーク・プレスビテリアン病院が行った小規模な調査)では市民の10%以上が無症状PCR陽性者である可能性を示しました。感染の進み具合でその数値は変わると思いますが、街に出ている人の10人に1人は感染していて無症状で歩いていると考えると誰から感染してもおかしくない状況です。しかしながら無症状の人のうちどのくらいの人が他人に感染させうるのか正確な数字はまだわかっていません。
「お隣さんコロナにかかったみたいよ、いやね」「お医者さんのお子さんだから気をつけたほうがいいよ」とかごく普通に会話されています。
ちょっと待ってください、10人に一人が感染しているかもしれないことがわかっていますか?マスクせず噂話に花を咲かせているしている「あなた」あなたこそ感染していてその人に移した張本人かもしれませよ!
感染したことが知られたら差別されるという風潮はとても危険なことです。具合が悪いのに医療機関に行かないということにもつながってくるかも知れません。でも、現状ではどこで感染するか全く想像できません。遊び歩いたからという理由はすでに過去のもの。
例えば・・・満員電車の中で、座席から、つり革から、お金から、スーパーの買い物カゴから、宅配便の荷物から、手が触れてしまった所どこからでも感染する可能性はあります。はたまた電車に乗った靴底からe.t.c.感染症のプロが感染してしまうくらいですから、注意していても防ぐことは難しいかも知れません。
だから、感染者を白い目でみるすべきではありません。差別はやめましょう。いずれ自分にそっくりそのまま帰ってくる可能性は高いです。集団免疫を得るためには国民の7割が感染して免疫を持つ必要があるようです。かなりの確率で「あなた」も感染はするのです。
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