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後輩君が無意識に誰かを惚れさせる1

後輩君が入社して1ヶ月経ったある日

梅「さくら?」

さく「はい」

梅「○○君どう?」

さく「順調に仕事覚えてますよ?」

梅「じゃあそろそろ教育係外しても大丈夫かな?」

さく「えっ…」

梅「最近のさくらは凄いやる気に満ちてるのはわかるけど、○○君との距離が近い」

さく「……」

梅「まぁ気持ちはわからないでもないが…」

さく「すみません…」

?「失礼します」

梅「怜奈さん?いつ戻られたんですか?」

怜奈「昨日の夜だよ?それよりも…」

キョロキョロする山崎先輩…

怜奈「いた!○○〜」

○「げっ!姉ちゃん…」

梅「えっ?○○君のお姉さんが怜奈さん…」

怜奈「絢音から聞かなかったらわからなかったよ?」

○「ちょっと待って!ここ姉ちゃんの職場?」

久保「戻りま…怜奈さん!」

怜奈「史緒里〜久しぶりだね〜」

久保「お久しぶりです…ってどうしたんですか?」

怜奈「うちの弟が入ったから見に来たの」

久保「弟…あっ!山崎君て怜奈さんの…」

怜奈「そうそう。まぁ迷惑かけるけどよろしくね?
○○!しっかり仕事しなよ?」

○「わかってるよ…あと!会社の時は上司と部下だからね?」

怜奈「つれないなー梅?」

梅「はい」

怜奈「教育係は?」

さく「私です…」

怜奈「さくらなのね?じゃあ…」

私のそばでコソリと言われた

怜奈「○○に惚れたら大変だからね?天然のたらしだから」

さく「……」

怜奈「もう遅いか〜じゃあまたね〜」

嵐が収まると…

梅「よし。仕事しよう!」

各々がデスクに戻るが…

○「遠藤先輩…」

さく「ど、どうしたの?(顔が近いよ…///)」

○「姉がすみません…それとこれ…」

頼んでいた書類を渡された

さく「少ししたらチェックするね?」

○「お願いします」

さく(そんな可愛い笑顔で私を見つめないで…///)

○○君は自分のデスクへ戻るが私の心臓がドキドキとうるさく鳴り響く

遥香「さく?顔赤いけど…」

さく「だっ大丈夫!」

遥香「(さくもか…)ならいいけど…」

かっきーも自分のデスクへ戻る

もう遅いよ…○○君好きだもん…

誰にも言えない感情に私は振り回されながらも仕事をこなした

そして私は忘れていた…

○「遠藤先輩?」

私は彼の顔を見て思い出した

頼んでいた資料を確認するのを…

さく「あっ!ごめん…まだチェックしてない…」

○「えっ?あれって今日ですよね締切…」

さく「えっ?嘘…」

時計を見るとあと5分で定時…

○「梅澤部長!」

梅「どうしたの?」

○「すみません…今日残業出来ますかね?」

梅「どうしたの?」

○「実は遠藤さんに頼まれてた資料がまだでして…」

さく「違います!私が…」

○「あと少しで終わるんですけど、チェックもまだなので…」

梅「締切は?」

○「今日中に姉…山崎営業部長に…」

梅「怜奈さんには話してある?」

○「それもこれからで…」

梅「わかった…さくら!」

さく「は、はい…」

梅「1時間で終わらせれる?」

さく「はい。」

梅「わかった。じゃあ○○君とさくらはそれをやってから帰る事。
他の人は定時で上がってね〜」

「はーい」

終業チャイムがなり同僚や先輩達が出ていくと私と○○君の2人きりに…

○「遠藤先輩、終わらせて帰りましょ?予定あるんですよね?」

さく「予定はないよ?」

○「そうなんですか?てっきり彼氏さんと…」

さく「いないいない。モテないもん…」

○「なら自分と同じですね?終わったらご飯行きません?自分が奢りますので」

さく「いいけど…私の失敗だからご飯は奢るよ」

仕事をササッと終えて2人でご飯へ、お酒を飲んでしまった私は…



さく「山崎君、私の事さくらって呼んでいいからね?」

○「えっ…でも…」

さく「いいから!そうしたら私も○○君って言えるでしょ?」

○「少し酔ってます?」

さく「酔ってないよ。ほら呼んでみて?」

お酒で少しだけ勇気をもらう私

○「さ、さくら先輩…」

さく「よろしい。じゃあこれからもよろしくね?○○君!」

さくら先輩…

あーもう好きが止まらないよ〜

さて次は誰が○○に惚れる?

……To be continued

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