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乃木坂物語48〜日陰の道を選んだ私〜

そして初披露のシンクロニシティは彼女のラストシングル

だけどセンターを断った彼女はそれでもなお輝きを放つ

そして会場のモニターにはメッセージ

兼任の時の総選挙の時の映像と渡辺麻友さんからのメッセージからの『初日』

これは3期生とパフォーマンスをする

3期生と生駒の笑顔が輝く

次に『でもでもの涙』は同郷の鈴木絢音との披露

曲の雰囲気と2人がとてもマッチしている

白石「後悔してる?」

南萌「何が?」

白石「意地張ってグループ活動しなかったことよ?」

南萌「別に私は役割を…」

白石「そうは見えない。本当は一緒に居たかったんでしょ?
まいまいの時からずっとメンバーを送り出してる」

私は麻衣の顔を見ることなくモニターで2期生と生駒で『心のプラカード』を見ている

白石「南萌には私達1期全員の卒業を見送って欲しい
これは1期生全員の意思なんだけどね?」

南萌「私はそれに縛られることなんて嫌なんだけど?」

橋本「南萌はなんだかんだ私達の事、裏切らないからね〜」

玲香「そうそう。」

若月「あとは素直になれば可愛げあるんだよね〜」

南萌「あのさー。生駒の卒業のステージなのに観ないわけ?」

ステージでは『生生星』の思い出話からの『ここじゃないどこか』が行われている

玲香「観てるよ?でも寄り添いたいんだよ?南萌ともさ?」

南萌「私は馴れ合うつもりは無いから!」

私はその場から離れた

白石「頑固者…」

ステージでは『満月が消えた』が終わり『あらかじめ語られるロマンス』が行われている

私は控え室で水を飲んでいると

橋本「しーちゃんの気持ちもわかってあげて?」

南萌「奈々未も知ってるでしょ?私は輝いてはいけないの…前に出る影がどこにいると思う?」

橋本「南萌は影じゃない。もう光り輝いていいの。」

南萌「私は無理…」

橋本「無理じゃない!」

南萌「はぁ…縛るなら私はここで帰る!」

?「奈々未!」

橋本「飛鳥…」

飛鳥「南萌は大丈夫だからこれ以上はダメ!
それに生駒ちゃんが楽しんでるのに壊したら全部が終わる!」

星野「そろそろ指望遠鏡だよ?今は楽しんで生駒ちゃんを送ろう?
南萌も帰っちゃだめだからね?」

南萌「はいはい…みなみは怒っても可愛いのが羨ましいよ…」

星野「みなみ怖くないの?なんか複雑…」

飛鳥「おい!私は可愛くないのかよ!」

南萌「それじゃあやりますかね…みなみ行こ?」

飛鳥「無視するな南萌!」

橋本「あんたに光り輝いて欲しいだけなんだよ…」



会場は『無口なライオン』が終わり思い出話で花を咲かせた後VTRが再び流れるのだが…

バナナマン2人からのメッセージ

1期生だけの『指望遠鏡』、未央奈がセンターの『月の大きさ』を披露する

玲香「生駒ちゃん。実はこんな方からメッセージが届いてます」

生駒が大好きなナルトからで生駒は涙を流す

そして絵も出てきて生駒は素に戻っていた

その行動にファンは笑っていた

こういう雰囲気が私は好きだと思った

生駒は気を取り直して『ハウス!』で会場を盛り上げる

会場の照明が消えて1人のメンバーにスポットライト

メンバーは生田絵梨花

彼女のピアノで始まった『君の名は希望』

会場の紫色の光が綺麗だった

サビの振りのところはファンも同じ動きをする

『悲しみの忘れ方』も生田の演奏

ワンフレーズ事に生駒の所へメンバーが入れ替わりに立つ

生駒もメンバーひとりひとりと顔を見合わせる

間奏のところでは生駒の両親からのメッセージで生駒の目からは涙がこぼれる

そして白石、西野、未央奈、飛鳥、生田が想いを伝える

特に飛鳥と生田が笑わせるというなんとも言えない時間が流れた

そして生駒からの言葉はシンプルだけど想いが詰まっていた

生駒「私がここにいれたのはこの人達がいたから…
だからみんなありがとう…」

玲香「じゃあラストあの曲で…」

生駒「ラストはこの曲で…
多分私が死ぬまで代名詞になるでしょう…
制服のマネキン…」

4枚目シングルである『制服のマネキン』でラストを飾る

ファンからのコールにも力が想いが乗ってくる

彼女の影響力は凄いと思った

もちろんアンコールも最初から全開

『走れ!bicycle』『シャキイズム』

そして生駒は今の想いを語る

そしてメンバーを呼ぶと巨大な花束を生田と星野が持ってきてそれをすぐにスタッフに渡すという変な時間が生まれた後に…

『ぐるぐるカーテン』

デビュー曲を全員で笑顔で踊っている
私も笑えているのだろうか…


曲が終わり彼女のわがままをやって終わる

生駒はステージ両サイドに走りファンに挨拶をして真ん中へ戻って挨拶をしてステージを降りた

生駒「終わった〜」

玲香「お疲れ様」

白石「お疲れ様」

生駒!

生駒!

生駒!

生駒「凄っ!」

「モニター流すよー」

スタッフさんがVTRを流すと秋元先生のメッセージと君の名は希望が出来た理由だった

生駒がステージへ1人向かう

橋本「みんな!急いで準備して!」

アンコール用の黒いライブTから白へ着替え1輪の花を持ってステージへ

曲中に花を渡してサプライズのメッセージ

もうWアンコールは涙を我慢しなくていいからみんな泣いていた

最後は生駒の感謝をメンバー、ファン、スタッフに伝えると

玲香「締めはどうする?」

生駒「締めか〜最後はみんなでお疲れ様で終わろっか?」

玲香「それでいい?」

生駒「ポップな感じのがいいでしょ?」

全員が横一列に並ぶ

生駒「お疲れ様でしたー」

最後は笑顔でステージを降りてきた生駒は本当にスッキリとしていた




お客さんが居なくなったステージに生駒が1人立っていた

南萌「お疲れ様」

生駒「楽しんだ?」

南萌「楽しめたよ。」

生駒「ならよかったよ…ラストこんな感じで終われてよかった…
南萌ともさ?パフォーマンス出来たし…
うん。悔いは無い。やりきった。ありがとう南萌」

そう言って私に抱きつく

南萌「ちょっと…」

生駒「ちょっとだけ…」

南萌「はいはい…」

生駒「私のわがままが叶うならさ…南萌が輝く姿が観たいんだよね」

南萌「……」

生駒「みんな同じ事言ってるのは知ってるし、南萌が前に出たくないのもわかる
だけどね?いつか立たなければならなくなる
だから…」

南萌「大丈夫。みんなが無理矢理そうさせてくるから…
下手したら運営から圧力…」

生駒「まぁ流されてみるのもありだと思うよ?」

南萌「流される…か…」

生駒「みんなのこと、乃木坂のことよろしくね?」

南萌「その前に全握があるでしょ?」

生駒「全握…ラストがハード…」

南萌「カッコ悪っ〜」

生駒「その笑顔忘れないでね?後は南萌次第だからね?」

南萌「うるさいおばさん達がめんどくさい…」

生駒「まぁまぁ…」

後で歳上メンバーに怒られたのはお約束でした

そして全国握手会ではまた一波乱…

……To be continued

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