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お正月の門松とは?意味や由来を解説
正月の顔と言えば!門松
お正月の風物詩として欠かせない「門松」。
家の玄関先や門前に飾られるこの伝統的な飾りには、どのような意味が込められているのでしょうか?
今回は、
・門松の基礎知識や飾り方
・門松の処分方法について
わかりやすくご紹介します。
門松の意味と由来
門松は、お正月に年神様を家にお迎えするための目印(依り代)です。年神様は祖先の霊とされ、家に福をもたらす存在。普段は山にいる年神様が正月に降りてくる際、その目印となるのが門松です。
松が選ばれる理由は、冬でも葉を落とさないことから神が宿る植物とされているため。また、竹は成長が早く生命力が強いことから縁起物とされ、松とともに用いられるようになりました。
門松の種類と歴史
門松の歴史は平安時代にまで遡ります。
当時は門戸に松を挿す風習がありました。
現在、一般的には「そぎ」と呼ばれる斜めに切られた竹を使った門松が主流ですが、元来は丸い形の「寸胴」が主流でした。
「そぎ」の起源は徳川家康が武田信玄に敗れた際、その怒りから竹を斜めに切ったことに由来すると言われています。
また、江戸時代には商人や邸宅では寸胴が、料亭や水商売ではそぎが用いられるなど用途による違いがありました。
門松の飾り方
門松は通常、一対で左右に飾ります。
樹皮が黒っぽい「雄松」は左、赤っぽい「雌松」は右に置くのが一般的です。玄関脇や門前に飾るのが基本ですが、マンションなどの共同住宅では玄関の内側や室内に飾ることも増えています。
飾る際はマンションの規約を確認しましょう。
飾る期間は、年神様がいらっしゃる「松の内」の間とされます。関東では1月7日、関西では1月15日までが一般的です。
門松の処分方法
門松は神様を迎える大切な飾り物なので、正しい方法で処分することが重要です。
お焚き上げ
神社やお寺で行われるお焚き上げ(どんど焼き)に持ち込むのが一般的です。多くの地域では1月15日頃に開催されます。自宅で処分する場合
門松を大きな紙に包み、塩でお清めをして専用のゴミ袋に入れましょう。他のゴミとは分けて処分します。
おわり
門松の他にも、鏡餅やしめ縄飾りなどお正月ならではの文化が多くあります。
普段何気なく過ごしているお正月ですが、その由来を知ることでさらに深く楽しむことができます。
この機会にぜひ日本の伝統文化について関心を広げてみてはいかがでしょうか?