見出し画像

歴女15年以上が教える、知れば知るほど楽しいお城巡りの極意!

知らないともったいないお城巡り!

昔に比べて、城好きなファンが多くなったと感じています。
御朱印ならぬ「御城印」というものも城によっては販売しています。
せっかく訪れたても『知る』と『知らない』とでは、城巡りの楽しさは、大きく違います!
また、城博士といえば、城郭考古学者 千田嘉博(せんだよしひろ)先生です!ユーモアあふれるお茶目な先生はファンとして大好き!
そんな先生の著書から一部紹介します。

何十倍も楽しくなるお城巡りの心得!


日本のお城巡りをもっと楽しむ方法として、城の「攻める側」と「守る側」の視点から歩いてみると、その歴史や背景がより深く感じられます。
お城には、合理的な守りだけでなく、神仏の力や信仰によって「守る」という側面も重要視されていたのです。
城には「軍神」を祀るための特別な儀式や祭文が行われ、神や仏に城の守護を祈願していました。城の築城者たちは、戦いにおいて自分たちと共に戦ってくれるようにと、軍神を迎える儀式を大切にしていました。
さらに、城の土地を「鎮める」ための様々な工夫も行われていました。例えば、五穀(米や豆など)や銭、酒を供え物として埋めるとともに、仏教で敵を追い払うと信じられていた「輪宝」というシンボルを素焼きの皿に描いて土地に埋めることも!
また、青銅で作られた本物の輪宝を使って、城や地域の安寧を願うこともあったのです。
こうした信仰や祈りの痕跡は、現代の発掘調査でも各地のお城から見つかっており、戦国時代の人々がいかに城の守りに細心の注意を払っていたかが分かります。



城を巡る際には、このような歴史的な背景や信仰の側面に思いを馳せると、何倍も楽しくなります!
ちなみに私は現存されているお城が大好きです。国宝の城は制覇したので、
重文の城を制覇したいですね!

参考文献
『歴史を読み解く城歩き』

いいなと思ったら応援しよう!