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奈良・富雄丸山古墳 再び大発見!貴重な木棺が発見される

1月27 日のNHKニュースにて、富雄丸山古墳で、7割程度が腐食せずに残った木棺が発見されました。

とてもすごいことです!!

日本は、降雨量が多い土壌ゆえに酸性で、腐敗しやすいといえます。
腐敗しやすい土壌から木棺が見つかることは大発見と言えます!

大発見があった古墳から
富雄丸山古墳のニュース概要
・富雄丸山古墳について
を取り上げていきます!


『「蛇行剣」出土の奈良 富雄丸山古墳 ひつぎは7割程度残る』の概要

奈良市の富雄丸山古墳で、古代東アジア最長とされる「蛇行剣」とともに発見された木棺が、約7割腐食せずに残っていたことが明らかに。
この木棺は「割竹形木棺」と呼ばれ、長さ5.8メートル、幅約70センチ。
内部は仕切り板で分けられ、埋葬者と副葬品を納める構造になっていました。
古墳時代の木棺は通常腐食しやすく、全体の形状が確認できる例は極めて珍しいため、当時の権力者の埋葬の実態を知る貴重な資料とされています。

富雄丸山古墳とは


富雄丸山古墳の地形図

特徴
古墳時代前期(4世紀中期)に築造されたと推定される直径109mの円墳。
三段構造の造出し(つくりだし)がある点が特徴的です。

この三段構造の造出しは他の古墳には例がないタイプ。
墳丘は葺石で覆われ、平坦面には円筒埴輪が並べられ、造出し部分にも配置されていました。

同時期には、佐紀古墳群で大型古墳が築造されており、周辺地域で一時的に大きな勢力が台頭していたと考えられます。

出土品


装飾品の鍬形石や菅玉の一部(装飾品)、
ひれ付き楕円円筒埴輪
斜縁神獣鏡などが発見。

ポイント:楕円円筒埴輪は珍しく、通常の円筒埴輪とは異なり楕円形になっている点。

まとめ


古墳時代の木棺は通常腐食しやすく、全体の形状が確認できる例は極めて珍しいため、当時の権力者の埋葬の実態を知る貴重な資料とされています。
今後の研究が楽しみですね。

参考文献・画像引用
NHKニュース『「蛇行剣」出土の奈良 富雄丸山古墳 ひつぎは7割程度残る』(2025年2月6日閲覧)

YouTube 奈良市動画チャンネル「日本最大の円墳 富雄丸山古墳【4K】」


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