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伊東歌詞太郎と「音楽」を作った半年

私たちは、今日のこの日まで、 一緒に音楽を作ってきたのだと、 あの夜を終えた今、心から思える。 2024年6月8日を皮切りに、 フリーライブが始まった。 その中で発売されたCDは、「DEMO→REC」と名付けられたものだった。 歌詞太郎さんより、 今年のは、楽曲制作の流れを一年通して表現をするという話があった。 5月まではエッセンスを落とし込む「経験」。 そして6月から始まった路上ライブは、 柴田さんのギター1本で曲を形成することから、「デモ制作」になぞられ始まった。

    • 伊東歌詞太郎を通して得た、希望と決意

      2023年5月5日、Zepp Dver cityにて、 伊東歌詞太郎のワンマンライブが行われた。 2月11日の埼玉公演から始まり、 全国15箇所を回った『Storyteller』ツアーの最後の日である。 ただ本人はこの公演を、ツアーファイナルではなく『Storyteller〜Let there be light』と新しく定義した。 伊東歌詞太郎自身も、「東京は全く違うセトリをやるから!」と、各地で伝えていた。 「光あれ」、そう付けたタイトルは、一つの祈りのようなものだったと

      • 前略、私の人生より

        生きる苦しみ、楽しさ、悲しみ。 そんな「人生」を音楽に変えるバンドを知っているだろうか。 私はそんなバンドに、大学の学園祭で出会った。 教室の端に作られたステージ。 カーテンで薄暗く切り取られた空間。 簡易的でありながら眩しく光るライト。 ステージと観客は0距離。 そんなステージで演奏を始めたバンドは、 「Half time Oldです」と名乗った。 「一曲目新曲やります。シューティングスター」 ああ夜の暗闇と絶望に自分が何者かもわからない日々を生きてきた「彗星は溶