かぞくのはなし(前編)
明日(というか今日)あると思っていた仕事がイベントのためお休みだということを今知り、憂鬱な気持ちから一気に開放された私。深夜2:00を回っているけれど、久しぶりにnoteを書きたくなったので、書こうと思う(早く寝ろ)。
先週月火水と、久しぶりに私は家族と過ごした。
そもそも私は、父、母、そして年子の弟の4人家族である。
生まれてからずっと4人で暮らしていたのが、弟が静岡の大学に入学して、3人暮らしになった。そして今年、私は人生初の一人暮らしをはじめた。
そんな中、久しぶりの家族の時間。言い出しっぺは私。理由は単純で、「どこかに行きたいけど、自分で計画したり、友達を誘うほどモチベーションがないから」という驚くほど単純なものだ(「親孝行のため」と言うような崇高な理由じゃなくて申し訳ない)。
月曜は静岡に住む弟のもとへ、両親と車で向かった。ちなみに、免許取り立ての私も運転した。笑
さて、そんな静岡で一家団欒の時間を楽しんでいる最中、事件は起こったのである。
なんと大学四年生の弟が、自身の進路について衝撃的な発言をしたのだ(弟のプライバシーのために、詳しくは伏せておく)。
しかしその弟の言葉に対して、両親は言ったのだった。
「あなたはどうしたいの?」
「自分のやりたいようにしなさい」
私は衝撃だった。まさか怒鳴りつけたりするような人たちではないと思っていたが、それでも弟を責めるような言葉を一言も発しなかった両親の様子を見た私は、「うちの親はいい親だな」と素直に思った。
思えばうちの親は、いつだって私たちの自由を尊重してくれる人たちだったと思う。
もちろん価値観の押し付けのようなことが全くなかったわけではないが、それでも他の家庭に比べて圧倒的に自由にさせてもらっていたという認識はある。
親にあの言葉をかけられた弟は、あの時何を思ったのだろうか。
弟も私と同じようなことを感じていたら良いなと、そう思う。
ちなみにだが、私の弟は(姉の私が言うのもなんだが、)すごく良いヤツだ。優しいし、生き物とゲームが好きで、時には人前でふざけることだってできる。子どもに人気があるし、料理もうまい。ついでに言うとイケメンな方だと思う。
ただ難点がある。何かって、自分にめちゃくちゃ自信がない。自分にはできないことばっかりだと思っている(本当はそんなことないのに)。
どんな進路に進んだって良いから、私は弟には幸せになってほしいと思っている。
そして、あの時両親の様子を見て、「ああ、私だけじゃなくて、二人もそう思っていたんだなあ」と、実感できた。
そんなじんわりと温かい気持ちになった、週のはじめの出来事。
(後編に続く)
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