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迷宮イオナマユt牙
お久しぶりです。サッポロ(@avidreadersheep)です。
実は文章ちょくちょく書こうとはしてたんですけど、途中で挫折するのを5回くらいやってたらこんくらい期間開いちゃいました。
今回はWIXOSSのGPで使った迷宮イオナマユについてぐだぐだ書き散らかします。
結果的には4-3だったので全然最強というわけではないですが、【迷宮イオナ】の中では【ひとえ】,【あきら】対面でかなり強い構築に仕上がったんじゃないかな〜という気がします。
以下本文
迷宮イオナの問題点
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・追加打点がない
とにかくこれに尽きる。
全自動ガードマシンの【ひとえ】ですら《ダーク・マイアズマ》による追加打点を持ってるのに、3面要求エナ献上デッキのイオナには相性の良い追加打点がない。
黒ということでリフペナを押し付ける山落下ギミックを取りたいのだが、いかんせん【イオナ】の要求力が高すぎて山がなくなる前に相手の盾がなくなってしまう。
この問題とは長らく死闘を繰り広げてきたので、最後のオマケコーナーで供養させていただく。
・黒のアーツがしょーもない
黒のアーツが全体的にかなり使いづらい。特に防御面。
《ダーク・マイアズマ》や《デッドリー・ポータル》などのメインアーツはかなり骨があるメンツが揃っているが、
不確定防御の《ブラックウィッシュ》や《ダークベアトラップ》,誰も空中を止めないせいで【あきら】重すぎなどの問題が発生している。
普通のアーツ構成だとほとんどの対面でかなり苦しい展開を強いられることになる。
・ひとえとあきら強すぎる!!!!!
強すぎる。
持ち込んだリスト
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防御が脆すぎる問題を《牙・ミカエラ》に、
追加打点問題を《未知の邂逅》に、
それぞれ解決してもらった形。
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特に空中が止まらない問題を個人的にはかなり重視しており、《牙・ミカエラ》,《セイクリッド・フォース》,《ネオバロック・ディフェンス》による3度の空中止めによって《あきら⭐︎らっきー》に絶対に仕事をさせない布陣を意識。こいつに暴れられると本当にゲームにならない。
《牙・ミカエラ》について
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《牙・ミカエラ》はこの環境における黒ルリグの回答だなあと個人的に認識していた。
【ひとえ】も【あきら】も地上戦に関してはかなり自動効果に依存しているため、1面も開かないことがザラにある。
【あきら】の先3リソース奪取や《聖天姫エクシア》,各種パートナーシグニによる地上耐性をも無視することができるため、どのタイミングで乗っても仕事がしやすい。
→MIX構成最大の弱点の一つである、「アシスト乗らないとリミット6で戦わなければいけない」を基本的には考えなくていい。
凍結効果も《サーバント #》を抱えづらい【イオナ】と相性が良かったり、【あきら】に対して強いなどのシナジーもある、このデッキにぴったりのアシスト。
更に、最も特筆すべきはその軽さ。
最終的に《未知の邂逅/未知の巫女 マユ》に乗るために5リソを必要とするこのデッキは、防御にかけるエナを最小限にする必要がある。
そこで《牙・ミカエラ》の出番。
1エナで最低限凍結,刺さりによっては3面防御にもなるため、軽量防御を求めているこの山とは相性ぴったりである。
アーツ構成
今回採用したのは
・《ネオバロック・ディフエンス》
・《セイクリッド・フォース》
の2種。
《未知の邂逅/未知の巫女 マユ》が5リソースを要求するため、《突・ミカエラ》(2ドローするレベル1アシスト)と《UNKNOWN MEMORY》の2種だけではやや足りなかった。
そのため、リソースを消費せずに1面防御換算できる《セイクリッド・フォース》を採用。
あとはここまでしても【あきら】に勝てる気がしなかったので、空中を止められる《ネオバロック・ディフェンス》を採用。
(《ネオバロック・ディフェンス》はやはりやや重かったため、《シャイニング・クロック》などでもいいかもしれない)
メインデッキ・LB枠
以下の17枚は確定枠であるため、説明を省く。
3 聖天姫 エクシア
2 コードラビリンス バンリ
2 コードメイズ アバケイ
4 コードメイズ オバケヤシキ
4 サーバント #
4 スラッシング・ミラクル
《聖天姫 エクシア》を取っている理由は、白エナが必要だから。
防御にエナを割きたくないため、盤面で守れる点数はきちんと守りたい。
(もともと【ひとえ】対面の3ターン目に置けばリコレクトを達成していない限り《大幻蟲 ベル・クリケット》要求にできる!と思っていたが、《剣戟森森》採用型が増えて目論見が水泡に帰した)
「白エナが必要なら《コードメイズ アントネスト》は?」
と疑問に思う方もいらっしゃると思うが、ルリグデッキが空中を死ぬほど止める関係上、LBが不発する場面が多すぎたので不採用とした。
《コードメイズ シンフォーズ》は採用候補。
最終的に《コードメイズ キヨステイ》にした理由は、LBがリソースを伸ばすから。
《未知の巫女 マユ》で突っ込むためのリソースを作ってくれる方が多いため、相性もなかなか悪くない。
が、GP本番ではこいつのせいで死ぬほどエナ事故が発生し、3ルリグにグロウできない自体が2度発生した。許せない。
《コードメイズ アバケイ》を4積むのでも構わないが、ルリグデッキの防御面数にやや不安が残るうえ、《サーバント #》を拾っても仕方がない(空中は元から死ぬほど止まる)ため、LBがやや弱いと言わざるをえない。
LB枠の構成は当日の朝になっても迷っていたため、天才的な構成があったら筆者に教えて欲しい。
こっそり真似をさせていただく。
メインデッキ・非LB枠
以下の16枚は確定。
4 《コードラビリンス ルーブル》
2 《凶魔 ベルゼ》
4 《コードメイズ オカヤマジョ》
3 《コードメイズ ユキ//メモリア》
3 《凶魔 コオニ》
ルリグデッキが白2エナを要求するため、《コードメイズ ユキ//メモリア》も4が望ましい。
自由枠は下級の枠なのだが、白の枚数から白の下級が必要だったため、アタッカーにもなりうる《羅星 ノヴァ//フェゾーネ》を採用。
ここは白いカードならなんでもいい。
先行の動きを強める《聖魔 シャックス》などでも面白いかもしれない。
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《凶魔 ベルゼ》もやや珍しいカードではあるが、「シグニゾーンにマイナスを付与する」効果と「メインフェイズ中にマイナスを付与する」効果とのシナジーが強すぎるため採用。
使用感もかなり良いため、普通の【イオナ】でも採用圏内にある。
GP当日
1戦目 原子軸あきら ⭕️
2戦目 赤黒ピルルク ❌
3戦目 赤青ちより ❌
4戦目 白単タマ ⭕️
5戦目 ハンデスあきら ⭕️
6戦目 白緑リメンバ ⭕️
7戦目 赤黒ピルルク ❌
だった。
負けた3戦も
・2面ダウン直撃
・ちより(後手)にLB0,エクシア欠損で暴れられる
・ただでさえ微不利の【赤黒ピルルク】が6面防御搭載だった
であったため、そこまで悪い試合内容ではなかった気がする。
【ひとえ】【あきら】を意識するあまり、Tier2〜3の山に対してのガードが低くなってしまっていたのが露出する結果となった。
(【赤青ちより】対面で《コードアート ララルー//メモリア》が完全に頭から抜けており、《ネオバロック・ディフェンス》を貫通されて負けた。この試合に関しては言い訳できない下手負け)
対面知識
あきら
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相性:微有利〜有利
凍結,ルリグ止め,ルリグバリアと《あきら⭐︎らっきー》に仕事をさせないために組んだのだから不利だったら困る。
《牙・ミカエラ》は後2で乗ってルリグ凍結に使ってもいいし、後3で乗って《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の耐性を消すのに使ってもいい。
《聖天姫 エクシア》が絡みそうなら後ろに回して、リソースが怪しかったら先に乗っていた。
防御に手を切っていたら《未知の邂逅》を投げられないため、どうしても止めざるを得ない場合以外はバーンはもらっていた。
ひとえ
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相性:有利
《牙・ミカエラ》がない時代から微有利ではあったと認識していたが、牙を積んだことで完全な有利対面になった。
リソース管理は適当でもなんとかなるが、《ダークマイアズマ》に仕事をされると負けうるので山札の枚数管理は徹底する。
エクシアはなるべく早期に投げることを意識。
アン
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相性:微不利?
そこまで試行回数を重ねていないので不明
「体感だと勝てないこともないけど、有効捲らないと勝てないなあ」くらいの認識。
《牙・ミカエラ》があまり刺さらないのも苦しい要素。
タマ
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相性:五分〜微有利
死ぬほど空中を止めてなんとかする。
こちらもシュートが死ぬほどキツいので、タマの防御面数が多ければ多いほど勝率が下がる。
白を流されるとアーツが撃てないので、迷ったら黒シグニを盤面に置く。
(が、本番このプレイをしていたら黒を枯らされてレベル3にグロウできなくなったのでほどほどに)
花代
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相性:微不利〜不利
白を焼かれて《ネオバロック・ディフェンス》を撃てなくなるのが負け筋。ちなみにだいたい撃てなくなる。
ルリグバリアを大事にしたいので、《サーバント #》があるときにこそ《セイクリッド・フォース》を撃ちたい。
お互いの有効LBの枚数によって勝負が決まる。
こちらが有効0だとだいたい勝てない。
ピルルク
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相性:後手なら微不利、先手なら不利
ピルルク側の防御面数に依存。
5面ならまあ微不利。6面ならまあ勝てない。
が、いま【ピルルク】を使っているユーザーで面数を削る人はいないので大半は不利に落ち着く気がする。
とにかく全ツッパ全要求で貫通お祈り。2面ダウン踏んだらさようなら。
緑子
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相性:絶不利
避けろ。
終わりに
というわけで【イオナ】の紹介でした。
環境上位の【あきら】【ひとえ】【タマ】あたりに強く出れる構築なので、スイスさえ乗り切ればワンチャンあるかな〜と思っていたのですが、【赤黒ピルルク】の壁は厚かったです。
今回のリストでかなり【イオナ】の構築に関しては満足がいったので、新弾までは別のルリグ触ろうと思います。
【るう子】とかやりたいな〜。
ではでは。
オマケ 〜イオナ格闘史〜
以下は逆張りによって産まれた可哀想なリストの数々です。
全部弱かったのでここで供養します。
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らいだぁ杯トリオで使った。
【緑子】全盛期だった気がする。
当時は《コードラビリンス バンリ》がなかったため、LB枠がスカスカだった。
LB枠に意味を持たせるために《凶将姫 ソウソウ》を取りたくてそこを軸にしたかったような気がする。
《ウルトラスーパーヒーローズ》は本当に強かったのだが、ゲームレンジが早すぎて山落下が追いつかない自体が多発。
(アーツを溜められると山が削り切れる前に相手の盾が0になってしまう)
《アザエラ「無敵の盾」》も強かった。
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追加打点がないなら、ルリグデッキで防御面数を取りたいなあの結果誕生したリスト。
【ピルルク】の主流構成が青白から赤黒に変わったころのリストで、「手札とエナのどちらかしか縛られないなら3面防御アシスト強くね?」と言いながら《メル・インビジブル》を手に取った記憶がある。
このリストは結構強かったが、それはそれとして別に有利対面が増えた気も不利対面が減った気もしなかった。
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年末年始の隙間時間を捧げて生み出した駄作。
当時、「ゲーム1のターンに2面出し防御をすればなんやかんや3面防御になるんじゃね?」という妄想に取り憑かれており誕生した。
【あきら】の《デッドリー・ポータル》
【ひとえ】の《ダークマイアズマ》
【ピルルク】は言わずもがな
と、墓地を触るデッキが多かったため、《カオス!chaos!混沌!》が強そうだなあと漠然と思っておりそこに寄せてみている。
《コードメイズ シンフォーズ》をめくった回だけ強かった。
それ以外の回は全て負けた。
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らいだあ杯ダブルスで使った山。
新弾出てから初めてやったwixossだった気がする。
「追加打点が必要だ」という真実に再び帰ってきた。
《ウムル=クリアー》と《カオス!chaos!混沌!》の組み合わせという、【混沌タマ】リスペクトの構成。
ちなみに山は落ち切らなかった。
あれは【混沌タマ】の硬いシグニ構成だから成立してただけだったことを当時の筆者は知らなかった。
数えてみると脅威の地上2面防御で、組んでいたチームメイトに死ぬほど馬鹿にされたし、実際2-5だった。横も2-5だったので耐えた。
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【イオナ】と山落下は相性が悪いことにようやく気がついた。
遅すぎる。
《コードメイズ アカレンガ》を搭載することによって赤を供給し、《鏡花炎月》を採用してみた形。
《牙・ミカエラ》+《未知の邂逅》パッケージを思いつくまではこれをやる予定だった。
構想としては悪くなかったが、これで【あきら】に勝とうとするのは烏滸がましすぎる。