【MATCH REPORT】2023年度 第6節 VS東京外国語大学
【スコア】
東京外国語大学(H) VS 東京農工大学(A)
前半 1-0
後半 0-1
合計 1-1
前半 45+3分 1-0 東京外国語大学
後半 40分 1-1 東京農工大学 15. 鵜澤 大地(2年 相模原中等教育学校)
【スタメン】
GK 1. 佐野 翔梧 (3年 兵庫県立星稜高校)
DF 9. 田口 幹人 (3年 県立川越高校)
15. 治田 康成 (2年 延岡高校)
25. 久保 直輝 (3年 都立西高校)
29. 成田 渓悟 (1年 仙台第三高校)
MF 16. 西澤 勇紀 (3年 韮崎高校)
→ 83分 26. 緒方 聖輝 (2年 無所属)
14. 城尾 皐介 (2年 大分上野丘高校)
22. 深津 京佑 (2年 松江南高校)
17. 岡本 大輝 (3年 栃木県立佐野高校)
→ 45分 15. 鵜澤 大地 (2年 相模原中等教育学校)
3. 石井 悠貴 (3年 専修大学松戸高校)
FW 13. 益田 靖大 (3年 都立清瀬高校)
→57分 23. 中西 正樹 (3年 県立川越高校)
【マッチレポート】
日中30度を超えるような暑い日が続く中、TUAT FCは今週から4週連続でリーグ戦を戦う。その初戦となる今節は、東京外国語大学とのアウェーでの一戦。上位を維持するためには必ず勝ち点3が必要なTUAT FCだが、怪我人が相次ぎ、ベンチにはわずか4人しかいない非常事態に。さらに、酷暑のために前後半で計4回の飲水タイムが取られるなど、TUAT FCは過酷な条件の中でゲームに臨むこととなった。
前半のキックオフはTUAT FC。
序盤はロングボール中心に攻めてくる外語大が主導権を握るが、TUAT FCも25.久保(3年 都立西高校)・29. 成田(1年 仙台第三高校)らDF陣が相手の攻撃を跳ね返す。両軍なかなかシュートまで至らない中、最初の決定機はTUAT FC。ショートコーナーで相手の意表を突くと、混戦から最後は14. 城尾(2年 大分上野丘高校)がフリーでシュートを放つも、これは惜しくもキーパー正面へ。
ここから少しリズムを取り戻したTUAT FCは、3. 石井(3年 専修大学松戸高校)と城尾を中心にカウンターを狙う。最初の飲水タイムの後には、石井がゴール前で相手のクリアミスをカットしてシュートを放つ。さらに2回目の飲水後には、キャプテンの9. 田口(3年 県立川越高校)のフリーキックから、成田が相手キーパーを上回る打点からヘディング。その直後にも城尾が抜け出して決定機を迎えるが、いずれも決めきることが出来ない。
このままスコアレスで前半が終わるかと思われた45+3分、中盤のパスミスからボールを奪われるとサイドでDFが相手に入れ替わられ、最後はクロスからのこぼれ球を押し込まれて失点。劣勢ながらもこのシーン以外にピンチらしいピンチはなかったTUAT FCだが、リードを許し前半を終えることとなった。
エンドが変わり、外語大のキックオフで後半開始。
勝利が必要なTUAT FCは、負傷中ながら15. 鵜澤(2年 相模原中等教育学校)を交代で起用し、さらに相手の3CBに対し同数でプレスをかけるよう変更。この2つの変更が奏功し、序盤からTUAT FCが攻勢をかける。後半開始後すぐに13. 益田(3年 都立清瀬高校)が獲得したコーナーキックを、投入されたばかりの鵜澤が完璧にヘディングで当てるもクロスバー直撃。8分には城尾のパスからサイドに流れた石井が2人かわしてクロスを入れるも、これはかみ合わず。逆に15分にはDFラインの裏に抜け出した相手FWが決定機を迎えるも、1. 佐野(3年 兵庫県立星稜高校)がビッグセーブでゴールを割らせない。
ピンチを凌いだTUAT FCは、鵜澤と同じく故障の中投入された23. 中西(3年 県立川越高校)を中心に攻撃を展開する。後半1回目の飲水後には、この日サイドバックに入っている田口がフリーキックのこぼれ球を拾い一人かわして強烈なシュートを放つ。そのコーナーキックを中西がうまく足で合わせたシュートは相手DFの手で弾かれたようにも見えたが、ハンドのホイッスルは吹かれず。さらにこぼれ球を詰め今度こそゴールラインを割ったかと思ったが、これもノーゴールと判定された。
それでもTUAT FCは後半から活性化したプレスで優位を保ち続け、田口や鵜澤らが何度もシュートを放つ。30分には10本近くのセットプレーを連続で獲得し、その中で16. 西澤(3年 韮崎高校)が完璧なヘディングシュートを放つも、相手GKのスーパーセーブにより阻まれた。そして40分、再三良いボールを入れている田口のコーナーキックは一度ニアで跳ね返されたが、再び田口がクロスを上げると、中で待っていた鵜澤が見事なヘディングでゴール右上に決めた。この日何度も決定的なヘディングを放っていた鵜澤が、ついにゲームを振り出しに戻した。
途中西澤や相手選手が負傷したことで、アディショナルタイムは7分に。何としても2点目が欲しいTUAT FCは、石井・中西・鵜澤・城尾ら主力アタッカー陣で相手ゴールに迫る。45+5分にはフリーキックをやはり鵜澤がヘディングで合わせたが、これもクロスバーに当たって得点ならず。試合終了間際には一瞬の緩みから相手にゴール前で2対1の状況を作られるが、田口が懸命に相手の攻撃を遅らせ、戻ってきた18. 治田(2年 延岡高校)がクリアして事なきを得た。しかし、ここでタイムアップのホイッスルが鳴り、結局TUAT FCは逆転することが出来なかった。
【総括】
なんとか追いついてドローに持ち込んだものの、勝ち点3が欲しかったTUAT FCにとっては苦い結果に。
ここから対戦する日本文化大學・電気通信大学はともに上位のチーム。さらに難しい戦いが予想されるが、出来るだけ多くの勝ち点をもぎ取るために、全員で良い準備をして試合を迎えたい。
【MOTM】
15. 鵜澤 大地(2年 相模原中等教育学校)
負傷を押しての出場ながら、貴重な同点弾を沈めた。競り合いの強さや足元の技術に加え、豊富な運動量で攻守に厚みをもたらした。
【NEXT】
6/10(土)VS 横浜市立大学@横浜市立大学第1グラウンド
文責 2年 深津
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