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【新高校1年生へ】高校物理の始め方
高校の物理は中学理科とかなり様相が異なります。中学理科は暗記が中心ですが、高校物理は自分で考えて正解を導くことが要求されます。
まず、頭に置いておいて欲しいのが
法則に基づいて式を立て、その式を解いて未知のモノを求める
という作法
式を立てて解く、これが高校物理の基本です。
例えば
・等加速度運動の公式を使って式を作り、速度vを求める
・運動方程式を使って式を立て、加速度aを求める
・力学的エネルギー保存の法則を使って式を立て、速度vを求める
などです。
高校物理の問題はほぼずっとこのパターンです。
それから「ベクトル」というモノが登場します。ベクトルは向きと大きさを持った量です。
変位ベクトルは“右に5メートル”などと表現します。向きを指定しないと変位は表現できないのです。だから「変位はいくらか?」と問われて“5メートル”などと答えると減点です。向きを忘れてはいけません。
あと“単位”も重要です。物理量には単位があります。“5メートル”、“3秒”といった具合いに。
大切なことは、イコールの左と右で必ず単位は等しいということです。
少し難しいですが例を挙げます。
v=at²
という答えになったとします。ここで単位を確認すると
左辺vは速度で[m/s]
右辺はaが加速度で[m/s²]、tは時間で[s]、ということは、at²を計算して単位は[m]
よって、左辺と右辺の単位が異なります。したがって、この答えは間違えていると判断できるのです。
この単位を確認するという作業はうっかりミス防止にとても役立ちます。
単位(の次元)は物理学においてとても大切なことなので、物理の学習において常に念頭においておきたいです。
まとめ
高校物理の始め方
・式を立てて解く、という作法を身につける
・ベクトルには向きがあることを忘れない
・単位に注意を払う
以上のことを意識すると良いでしょう。