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【『怯まず前へ』第3回】区間配置予想&展望

いよいよ明日29日に区間エントリーが発表されます。どんな区間エントリーになるのか今から非常に楽しみですね!
そこで、今回は区間配置予想と展望をしてみようと思います。
また、展望は1区、2区、4区、5区のみ行います。

第96回箱根駅伝 東洋大学区間配置予想

私の区間配置予想はこのような感じです!今回は5パターン予想してみました!!

パターン①「エース相澤2区で経験重視」

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エース相澤を2区に配置し、経験者はそれぞれ経験のある区間に配置。

パターン②「エース相澤4区で山に貯金を作る」

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エース相澤を4区に配置し、前回同様5区に大幅な貯金をつくる作戦。

パターン③「復路重視」

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西山と定方を復路に回し、復路に厚みを持たせた配置。

パターン④「宮下を5区に

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5区に宮下を配置し、8区に1年生を経験させる配置。

パターン⑤「今西を平地に回す」

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今西を平地に回し、平地に厚みを持たせた配置。古川は持ちタイムからすると秘密兵器で6区のリザーブか。

1区 西山が3年連続区間賞で流れを作る

◎西山 ○渡邉
順当なら1区2年連続区間賞で経験も豊富な西山の起用が有力である。しかし、西山は今季夏の故障の影響で出雲1区区間10位、全日本5区区間11位と調子が上がりきっていない。しかし、12月になってから調子が上がってきているようなので、もし起用できたならば3年連続区間賞で流れを作ってほしいところである。
また、西山が例年ほど調子が上がらなければ、怪我からの復帰戦であった全日本1区を区間6位で走った渡邉の起用も考えられる。
優勝を狙うためには、特に今季は戦国駅伝なので、1区の出遅れだけは絶対に避けたいところ。誰が起用されても区間賞はもちろん、先頭が見える位置で次のエースへ襷を渡したいところである。

2区 学生長距離界No.1エース相澤が日本人最高記録を狙う

◎相澤 ○定方、𠮷川

順当なら学生長距離界No.1エース相澤の起用が有力であろう。前々回区間3位ながら1時間7分18秒と素晴らしい快走だった。そして、前回は故障の影響で4区に回ったが、それでも従来の区間記録を約1分半更新する1時間0分54秒と後続に大きく差を広げる驚異的な走りだった。そして、今季は出雲3区で区間新、そして全日本3区では10kmを27分40秒台で通過し、従来の区間記録を約1分上回る歴史的な走りを見せた。特に全日本では、他の選手と比べても走りの次元がまったく違い、歴代のエースと比べても遜色ないと感じた。また、相澤の走りをみると、「すごいな!力あるな!」と思わず興奮してしまう。
今回2区を走るなら、日本人最高記録(1時間6分45秒)の更新はもちろん区間記録(1時間6分4秒)に近づける走りが期待できる。また、本人も「1時間6分30秒を目指す」と公言している。
「最後だから2区を走って羽ばたいてほしい」誰もがそう思うかもしれない。しかし、1区が混戦だった場合、ただ取り戻すだけで貯金を作ることができず、相澤を生かす駅伝ができない。そうなった場合、相澤を前回と同様に4区に起用して貯金を作るプランもある。また、本人も「4区なら前回より1分くらい縮められる」と言っており、大記録の誕生と往路3連覇に向けて大きな貯金を作ることを期待したい。
では、もし相澤が4区に起用された場合、その役目を誰が担うのか。その候補は、今季出雲6区区間3位、全日本7区区間2位とエース格に成長した定方と来年恐らく2区を走るであろう𠮷川であると考える。
定方は今季出雲全日本ともにエース区間で好走し、頼もしい存在となった。特に全日本では順位を5位から3位まで上げ、さらに青学大エースの𠮷田圭と同タイムの区間2位の快走であった。
𠮷川は今季は故障で出雲、全日本を走れなかったが、前回も故障明けで3区区間4位と好走し、駅伝での安定感は抜群である。どちらでも十分役目を果たせると思う。
稼ぐ2区にするのか、それとも耐える2区にするのか。それは悩ましいところではあるが、どちらにしても往路3連覇の為に相澤を生かす駅伝にしたいところである。

4区 往路3連覇に向けて貯金を作る

◎定方 ○相澤、𠮷川

往路3連覇に向けて貯金を作りたい区間であり、誰を起用するのか非常に悩ましいところである。
エース相澤を2区に起用するならば、4区は定方の起用が濃厚である。定方は今季出雲、全日本ともにエース区間で好走し、エース格に成長した。長い距離が得意な定方は、その持ち味が十分発揮できる区間であると思うので、出雲全日本以上の快走を期待したい。また、前々回4区区間2位で走った𠮷川の起用の可能性も考えられる。今季は故障で出雲、全日本を走れなかったが、駅伝での安定感は抜群で経験もあるので、十分快走が期待できる。
さらにエース相澤を4区に起用することも十分考えられる。前回本来は2区を走る予定だったが、故障の影響で4区に回った。それでも、従来の区間記録を1分半上回り、後続に大きく差を広げる驚異的な走りだった。今季は出雲、全日本ともに区間賞・区間新と学生長距離界No.1エースに成長し、前回以上の走りが期待できる。また、本人も「4区なら前回より1分くらい縮められる」と言っており、大記録の誕生と大きな貯金をつくる走りを期待したい。
相澤を2区か、4区か。それによってレースプランが変わってくる。非常に悩ましいところではあるが、いずれにしても山に貯金を作る走りを期待したいところである。

5区 田中が往路3連覇のゴールテープを切る

◎田中 ○宮下

順当なら2年連続往路優勝のゴールテープを切った田中が有力である。前回は区間8位であったが、1時間12分52秒と前々回の1時間14分16秒から大きくタイムを縮めた。今季は試合にはほとんど出場していないが、1年間山対策のトレーニングを積んで脚をつくってきた。
過去2年堅実な走りで往路優勝のゴールテープを切ったが、前回は東海大に1分14秒差、前々回は青学大に36秒差とタイムを縮められ、復路で逆転されて総合優勝を逃してしまっている。総合優勝に向けて、今回は最低でも1時間11分台と区間5位以内を目指したいところである。
また、関東インカレハーフ2位の宮下の起用も考えられる。宮下は昨年まではほぼ無名だったが、今季は関東インカレハーフ2位(日本人トップ)と急成長をとげ、三大駅伝デビューを果たした。出雲4区区間4位と好走し、全日本8区区間8位であったが、主要区間を任されるにまで成長した。上りが得意ということもあって本人も5区を希望しており、新たな山の神の誕生に期待したいところである。
過去2年往路優勝しながらも後続にタイムを縮められ、総合優勝を逃してしまっているので、どちらが走るにしても往路3連覇のゴールテープを切ることと総合優勝に向けて少しでも貯金を残したいところである。

いよいよ明日に待ちに待った区間エントリーが発表されますが、果たして誰がどの区間でエントリーされるのか非常に楽しみです!

次回は区間エントリー発表を受けての展望を書いていきたいと思います!