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反出生主義の考え方が見えてきた

SNSでは毎回と言っていいくらいにバズる話題がいくつか存在する。そのうちの一つが反出生主義だ。

自分の生い立ち、今現在の境遇と照らし合わせて「生まれてこない方がよかった」「幸せにできないなら子供を作るべきではない」という主張がなされ、爆発的な共感を呼ぶのだ。SNS上での反響を受けてか近頃ではメディアで取り上げられる事例もある。

そんな反出生主義であるが、筆者としては一見筋の通った意見を言っているように見えて「それ本当に子供のことを考えて言っているのか?」「言っていることとやっていることが矛盾しているのではないか?」という違和感をずっとぬぐえないでいた。その違和感については言語化することが中々に難しく、ずっと悶々とした気持ちを持ち続けることになった。

だが子供を産まない生き方についての様々な言説を目にする中で、ようやく最近その違和感の正体や反出生を掲げている人たちの心理が分かってきた。今回は筆者が気づいた事や要点についてまとめてみたいと思う。


・反出生主義者の心理

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