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偏差値38から公認会計士試験に合格した「細分化」勉強法を伝授する
どうも藤井です。僕は偏差値38の工業高校を卒業した落ちこぼれだ。大人なるまでまともに勉強したことがなかったが、難関資格である会計士試験に合格することができた。なぜ僕が会計士試験に合格できたかというと、今回紹介する「細分化」勉強法のおかげと言っても過言ではない。マジでこの勉強法を取り入れてから成績がめちゃくちゃ良くなった。ということで早速見ていこう。
細分化してひとつずつ極めるだけ
まずは結論。「細分化」勉強法の極意は行動可能なレベルまで細分化してひとつずつ極めるだけ!はい、それだけです。
仰々しく紹介したが、至ってシンプル。以前紹介したバチくそシンプルな勉強法「理解して覚えたことを忘れない」でいうところの理解する方法がこの細分化勉強法だ。まだ読んでいない人は以下の記事を読んでくれ。
この細分化勉強法の要素は2つ!それは「①行動可能なレベルに細分化する」と「②ひとつずつ確実に極める」である。
①まずは行動可能なレベルに細分化せよ
会計士試験を例にすると、まず目標は「会計士試験に受かること」だよな?
でもいきなり会計士試験に受かることはできない。ということで財務とか監査とかの科目ごとに分けることになる。
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でも科目をいきなり全部できるようにはなれない。なので次は科目を論点ごとに分ける。例えば財務を分解していくと連結とか減損とかリースとかに分けられる。大体の受験生はこの論点を丸ごと抑えようとするから解像度が低いのだ。これではまだまだ細分化が足りない!
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ということで論点をさらに分解していく。
いけるところまで細分化してくれ。
例えば減損を分解すると減損損失の「グルーピング」、「兆候」、「認識」、「測定」などがある。まだまだ分解すると、減損の認識も割引前将来CFの算定があり、その計算にも算定方法、見積範囲、見積期間など色々論点がある。
俺くらいになるとさらに分解できるが説明の便宜上ここまでとする。まあここまで分解すれば十分だ。この1番細分化した論点を徹底的に理解せよということになる。
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②ひとつずつ極めていけ
では①で分解した論点を一つずつ極めていくフェーズに入る。お前は科目や細分化していない論点をまるっと理解しようとするから勉強の解像度が低く、点数が伸びない。
細分化してこの小論点は完璧ってくらい極める。そして同じ階層の小論点を全て極めて初めて中論点が1つ完璧と言えるようになる。
このように論点を細分化してから積み上げていくことが超重要だ。
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大門未知子になれ
極めろって言われてもどれくらいやればいいねん!って声が聞こえてきそうだ。
その答えは「この論点では絶対負けない。と言い切れるくらいまでやれ」だ。
つまりさっきの例で言うと、減損の割引前将来CFの問題は結構出るが、その問題が出たら絶対間違えないくらいまでやるのだ。他の減損の問題が出たら間違っても仕方ないが、割引前将来CFの算定は絶対間違えない。この論点では絶対負けないと言えるくらいやる。そしてそのような絶対負けない論点をひたすら増やしていく。
減損の測定は絶対負けない。減損の共用資産、のれんの論点は絶対負けない…。
そうすると、いつしか「減損では負けない」になる。それを連結やリースでもやる。そして「財務なら誰にも負けない」と思える日が来る。それを監査論や企業法でもやるとどうなるだろうか。
「私は負けない」になるのだ。
そう、つまり細分化して全て極めると、その先にはドクターXの大門未知子くらい自信が身につく。
テストで出たらどうするか?
そうやって勉強する論点を絞って勉強している間にも毎週予備校の答練は受けなければならない。その時はどうするか?自分はこの論点を極めなければならないと決めて勉強していても、答練対策で中途半端に勉強するか?答えはノーだ。
そうやって目先の点数に目が眩むからお前は受からない。本当の目標は試験に受かることだ。
まあ答練を受ける行為を無駄にするのは良くないので、答練の範囲を細分化して分解して極めるのが1番いい。そして答練までに細分化した論点を極めろ。
そして本当に絶対に負けないくらいまで極められたかを答練でチェックすればいい。
しかし、その細分化した論点以外勉強していないわけだから答練の点数が低くても全く気にしなくてもいい。
俺もこの細分化勉強法を実践していた時は答練の点数が30点とかだった。でも自分が勉強したところが合っていればOK。それ以外は無視だ。だってやってないんだもん。できなくて当たり前だろ。
しかし、ここで重要なのは自分が細分化して極めたと思っていた論点を間違えた時は猛省してほしい。絶対に間違えてはダメだ。
まとめ
今回は細分化勉強法を紹介した。ポイントは限界まで細分化して分解した論点を絶対負けないくらい極める。そして積み上げていくことだ。
どうすれば絶対に負けないくらい極められるかはまた別の記事で紹介するのでお楽しみに。ではまた。