人は見かけによりまくる

人は見かけによらない

という言葉をみなさん一度は聞いたことがあると思います。

今回はそれに異を唱えようと思います。

人は見かけによりまくる

まず、見かけというのは、その人が持つ雰囲気やファッションなど全てを含めた外見という意味だと思います。

で、その見かけというのは、その人本人がコントロールできる要素が多いんですよね。

肌や目の色、身長、顔などはコントロールできませんが、逆にそれら以外は全て本人がコントロールできるわけです。

ということは、その見かけというのは、本人が相当程度恣意的に望んだ姿だということです。

であるならば、本人の思想信条、趣味嗜好、価値観、経験などなどが滲み出てくるのは当たり前であり、「人は見かけによる」のはなんら不思議なことではないのです。

なんで「人は見かけによらない」と思っちゃうの?

「人は見かけによる」のは当たり前すぎて、観測していないことになってるんだと思います。

リンゴが木から落ちるところを見ても、普通の人はなんにも思わないんです。

人は見かけによることが当たり前で、ほとんどの場合はその通りなんですが、何事も100%ということはありません。

中には見かけによらない人もいます。

そんなイレギュラーな例外を見ると、違和感を感じ、そこで初めて観測されるわけです。

つまり、見かけによる人が観測されず、見かけによらない人ばかりが観測されてしまうのです。

絶対的な数は明らかに見かけによる人の方が多いのに、頭の中で観測される人は見かけによらない人ばかりになってしまうということです。

だから、人は見かけによらないなぁと思ってしまうわけです。

こういうのを観測選択効果と言うらしいです。

これもまたこの本で学びました。

ハルヒを見ていないと読めない本ではありますが、かなり勉強になる濃い本だったので、めちゃくちゃおすすめです。

まとめ

たまーーーーに「人は見かけによらない」という言葉を聞く度に違和感を感じていました。

それをちゃんと文章にしよーと思って記事にまとめてみました!

観測選択効果でしかないことってけっこう多いと思うので、その罠に引っかからないようにしたいですね〜

以上、覚えたての言葉を使いたいおじさんでした!

いいなと思ったら応援しよう!

達哉*
読んでいただきありがとうございます! ところで、カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究によると、人のためにお金を使うと、自分の幸福度が高まるそうですよ(乞食)