牡丹きぃVSフ◯チオザウルス ~Vtuber史の地層となる出来事
タイトルからして、このネタにすべきかは悩んでいた。ただ、誰もネタにしない様子から、とりあえず自分が触れておくかと思った話。
そもそも、DWUネタで伸びた以上、触れないのも失礼なのかどうかは分からないが、逃げるわけにも行かない。
さて、DWUらの箱である深層組から新しい子がデビューしたが、ものの10分で前世が暴露された。しかし、その話題性は一部ではあっただろうが、未だ数字的な伸びは見て取れない。
それはまだ1週間前のこともあるせよ、本来、過去に壮大にやらかしたVtuberだと告白しても伸びていないのは時間が必要だという問題ではない。
さて、そんな話題性でデビュー、いや再デビューした生返るるるの前世こそ、牡丹きぃはやっぱり数字に現れていない。それでも大きな箱から比べればの話だから、どう見ていいかは判断は少し困る部分もある。
一応、牡丹きぃの出来事を私はリアルタイムでは見ていない。何となく、そういう話題が聞いたこともあるかも知れないが、その時はまだVtuberという存在もよく分かっていなかった。
ただ、考えるべき点は彼女の過去のやらかしよりも、その出来事が完全に化石化されて誰からも見向きもされていないことだと。
それは比較すれば分かることだが、同じ深層組の息根とめるの前世、フ◯チオザウルス(一部、伏せ字にさせて頂いてます)だとデビュー配信で語られた点。このインパクトあるネーミングやその他言動は切り抜かれ、息根とめるは伸びていった。
同じ前世の暴露でありながら、こうも差が付いたのも興味深い話である。
この事らはVtuber史で見た場合、明確な地層となっていると感じた。地層とは堆積した層から環境、年代を推測することが出来る。
そもそも、牡丹きぃが騒動を起こしたのは2019年1月頃。たった、数年の前の話題ですら数字が取れなくなるのは、この数年で大きな変化があったといえるだろう。
実際、今のVtuberのやらかしはグローバルであり、国際問題に至るケースもある。それに虚偽やなんやで大手事務所と揉めた所で、結局は当人間も問題で片付けられる程度。
今、牡丹きぃが当時やらかした事が起きたところで、大きな話題性にはならなかったのでは無いだろうか。これはまだVtuber業界自体が、完全な清楚と思われた時代だから、こうも大きな話題となった出来事と私は思っている。
また、これはライバー側だけの話でなく、当時「#牡丹きぃを救いたい」というタグで拡散されていた。それなのにある意味、再デビューという形で救われているのに視聴者側も反応が薄い気がする。
この出来事はVtuber史の地層して見るのに、ライバーの前世だけでなく、視聴者層の変化にも現れているといえる。
ひとまず、生返るるるを巡る話題は色々と現時点でも語ることはある。
そもそも、牡丹きぃと知っていても、なぜ深層組からデビューできたのか。次に牡丹きぃ自身が過去の接点から連絡先は知っていても、ここを頼ったのか。そして、デビューと同時にバラしたのか。分析しがいのある点が多い。
また、息根とめるを見ても、デビュー1年で大きく伸びることを期待してなかったという情報も加味すると、生返るるるから見えてくるモノは大きい。
ただ、表面上でしか見えない情報で考察するしかない私にとって、深く語るには情報が足りない。だから、今回語るのはVtuber史に残る出来事だと周知する程度に終えたい。
そして、大きなやらかしをしたVtuberが新たな体で再デビューは、それはそれで認めるべきだとは思っている。しかし、初手で前世を公開している以上、過去の咎は再度背負うべきでもあるだろうが。
ひとまず、話題が多い牡丹きぃの転生体、生返るるるは、現視点ではフ◯チオザウルスという前世を持つ、息根とめるに数字で負けているということで一旦、閉めたいと思う。
そして、生返るるるには今後、何かしらの話題が起きて欲しいと思う。それは何も起きずに消えていけば、それが一番の不幸だと思うからだ。
どうであれ、その結果というのは見ている側よりも、前世でのやらかしがほぼフラットになった今にとっては、演じ手側の力の見せ場ではあるのだろうが。