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収益化時代の作家戦略とは

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書籍化等の商業ベースに依存せず、自身のコンテンツでも収益化(マネタイズ)によって生計を立てられる作家戦略に参考となる記事を集めたマガジン
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#漫画家

マガジン紹介『収益化時代の作家戦略とは』

特に宣伝もしていないせいか、このマガジンの存在に注目以前に知られていないのかとも、今更ながら思った。なので、趣旨の説明を兼ねて紹介をさせていただきたい。 今まで自分自身も昨今、大きく変化している作家スタイルに関して書いてきたが、そのベースとなった記事や参考とした記事、その他にも参考になりそうなnoteの記事をまとめたマガジンとなる。 実際、noteでは有名無名、実績に問わず多くのクリエイター達が活動している。そして、有名無名に関わらず等しく収益が得る機会が存在している。

異世界妹。電子と紙で出版社が違う理由

こんにちは、漫画家の根田啓史です。 独立系(インデペンデント系)漫画家という言葉を見かけるようになってきました。 作家活動の出発点を、雑誌デビューではなく自費出版にする人たちを指すと解釈しています。電子媒体とインターネットの普及によって、個人単位でそれができるようになってきました。 僕も二年ほど前から、Webプラットフォームを利用して、漫画の個人連載と自費出版を出発点として作家活動をしています。 ☆ この度、その活動の結果の一つとして「異世界行ったら、すでに妹が魔王

漫画の著作権を売買する。

ある日、突然メールで編プロさんからお仕事のご依頼が来ました。 当初、好意的で、丁寧でいらして、原稿料、スケジュールについてもお話しし、いざお仕事の内容になりました。ここまではよくある事です。すると突然、編プロさんは、漫画家の作品を「配信してくれる出版社さんに先生が描いた作品を買取りしてもらう」、というお話をしてきました。つまり、漫画作品の著作権を出版社に売る⇒譲渡するという事です。どんな大きな出版社でも、ちいさな出版社でも、編集さんはこういう提案はしませんでした。著作権につ

pixivFANBOXの支援が基盤に。マシーナリーとも子が活動できる理由

思い立って48時間でVTuberになり、インターネットでさまざまなコンテンツを発信して活躍するマシーナリーとも子さん。 活動を始めてすぐにファンが付き、pixivFANBOXで継続的に支援してもらえたことで、クリエイティブ活動に集中することができたそうです。 一人の無名クリエイターがファンから強く応援される存在になるまでのお話を、インタビューで伺いました。 担当アイドルを応援するためにVTuberとして受肉ーーマシーナリーとも子さんはVTuberとして、ご自身の動画、コ

令和時代の漫画家たちはどう生きるか

5月7日、漫画家のおおひなたごう先生よりご依頼を受けて、京都精華大学の新世代マンガコース3年生に向けて「デジタル時代の漫画家たちはどう生きるか」というテーマの授業を行ってきた。 大学で学んだことはほとんどきっちり大学に青春と共に置いてきた側の人間だったので、そんな僕が大学の教壇に立つなんて世も末…と言いながらも、心中穏やかでなく、とても興奮していた。話したいことならいっぱいある。 東村アキコ先生、山科ティナ先生、トーチ編集部など、錚々たる方々がゲスト講師として登壇している