ラッピング

土曜日に近所の本屋で2冊ほど漫画を買った。 
店員さんに「ラッピングしますか」と言われ、誰かにクリスマスプレゼントとして渡す訳もなく自分で読む為に買うのだが、僕は「お願いします」と勢いで言ってしまった。店員さんがラッピングしている中、忙しいのに申し訳ないと思っていた。

家に帰り早速漫画を読もうとした時、ラッピングされていた漫画2冊がいた。これはさっきラッピングした漫画た2冊だ。その時僕は思った。「漫画2冊はレジ袋に入れられるよりはラッピングされた方が嬉しいのかな?」と漫画の気持ちを考えていた。

それと漫画を買ったっていうのを分かっているのに、ラッピングされているので誰かからのクリスマスプレゼントなんじゃないか、枕元に置いといたら今でも嬉しいのか、と思いもしながらラッピングを開けた。その時、子供の頃にもらったクリスマスプレゼント達が頭の中を駆け巡り懐かしい感情やワクワク感、それともう貰う側ではなくあげる側の年齢になってしまったという寂しさに陥ってしまった。しかし、目の前にあったのはさっき買った漫画2冊だった。その感情と余韻を味わいながらこたつの中で漫画を読むのであった。

本屋の店員さんに感謝。そして良いクリスマスを🎅

おわり

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