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原色のこと

こんにちは、珠です。

夜は冷え込むようになりました。
先日、餃子を食べました。餃子とか焼売ってなんでこんなに美味しいんでしょう。少し涼しい夕方に外で食べる餃子は格別でした。

さて、【水曜日22時】に投稿を続けている【ラブレター】の一通目、EXILEのEverythingをご紹介した時に、原色って何か、という話をしたのですが、そこから私なりに考えたことがあったので、今回はそれを共有させていただきます。

元の記事はこちらです。

この記事の中で、原色とは【組み合わせることであらゆる種類の色を生み出すことが出来る色のこと】と書いています。
色の原色は、青・赤・黄色(シアン・マゼンダ・イエロー)だそうです。
これら3つを組み合わせていくことで様々な色が生まれる。
ただ、下の画像のように、3つがバランスよく混ざった時生まれるのは黒なんです。

私はこれを見た時、十人十色という言葉を思い出しました。
同じ人間なんて居なくて、それぞれに趣味嗜好性質が違うという意味ですね。
原色が人間の根本となるなんらかの性質だとしたら、それらが絶妙なバランスで混ざりあって私たちそれぞれの色ができていく。
同じ経験をしたって感じることがそれぞれ違ったり、同じ考えを持っていてもその考えに至るまでの背景には全く違うものがあったり。
そうやって自分の【色】ができていくのだと思います。

反対に、三原色は綺麗なバランスで混ざると黒になりますが、原色を人間が共通して持っている性質だとした時、それらが綺麗なバランスで混ざりあっている人なんていないと思うのです。バランスが仮に整った人が出来た時、その人の持つ色は「黒」。
黒のウェディングドレスは「あなた以外に染まらない」という意味があるそうです。とても素敵ですよね。
ただ、その言葉の通り、黒は何にも染まらないのです。
私たちの「色」は一生をかけてどんどん変わっていくと思います。それは様々な経験から原色のバランスが変わるから。時には他の色に染まったり。
ただバランスが完璧に整った「黒」が自分の色となった人は、何にも染まらずになにかに心を動かされることも少ないまま時が進んでいく。
そんなこときっと有り得ないし、あったとしたらとても悲しいことですよね。

完璧を目指すほどに色はとても濃く、暗くなっていくんだと思います。そして、完璧になりきれない、「黒のようだが黒では無い」状態で、もがき続ける。

私がこの記事を書こうと思ったのは、「完璧を目指す必要なんてない」という気づきを残しておきたかったからです。
私はしばしば、人のことを羨ましがってしまうし、人と自分を比べて落ち込むという良くない癖があります。
でも、仮にその人みたいになれても、私の今に至る背景とか、家族構成とか、顔立ちとか、変えられないものは変えられなくて、同じ色になんかなれないんですよね。
そう気づけた時、完璧を目指す必要なんてないなと思ったのです。

とはいえ今日も、街を歩けば綺麗な方がたくさん。特段顔が可愛らしくなかったとしても、恋人と幸せそうにIKEAを歩く人もいますし、子育てしてる同級生もいます。
羨ましかったり、私には出来ないと落ち込んだり、一日の中の気分の波はかなり激しくて、悩んでしまいます。

そんなに簡単には直せないかもしれないけれど、まずはサボっていた韓国語と英語の勉強から始めよう。部屋を片付けて、空気の入れ替えをします。「人と同じ」必要もなければ、「人と違う」必要も無いんだと思います。

誰かと、どこかが違ってどこかが似ている、そんな自分をいつかちゃんと愛せますように。

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