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デビルマン

日本漫画史に燦然と輝く名作漫画である。まず、キリスト教的な神と悪魔のことを、どうあがいても200万人以上信者が増えない日本で描いたのがえらい。と言っても、神は最後にちょびっとしか出てこないし、頭の悪い私はラストの数ページの意味が未だに分からんが。
物語は、人の世に悪魔が侵食してきて、それをデビルマンが阻止するみたいな話であった。圧倒的なデビル軍団の前に、物語が進むにつれ、人間もデビル的になっていって、なんかすごい話になっていった。永井豪は容赦がなくて、次々人が死んでいく。ヒロインまで死んでしまう。テーマを語るには、余りにも私は無学である。なお、永井豪には「手天童子」という和物の鬼を描いた作品もある。こちらも傑作である。
その「デビルマン」であるが、アニメ化された。というか、同時進行みたいで、漫画とは別物と考えたほうがいい。私は、これはこれで好きだった。特に歌が良い。例によって途中で飽きて、ラストはどうなったか知らんが。
実写映画もあるが、あまりにも評判が悪くて未見である。


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