見出し画像

【昭和歌謡名曲集57】通り雨 アルフィー

大学当時、胸を張ってファンだと言えないグループが三つあった。アリス。アルフィー。チャゲ&飛鳥である。私はいずれも好きな歌があるのだが、なぜか世間では言ってはいけない雰囲気があった。売れ過ぎたからだろうか。昔、拓郎が売れ過ぎて、帰れコールを受けたことがあった。売れるのは悪か? わからん。でも、変な摩擦は生みたくないので、私も知らんぷりしていた。さだが嫌いとかオフコースは気持ち悪いとか、言うことでマウント取ったみたいな奴、ようけいた。そう言う奴らは、また洋楽のロック馬鹿に軽蔑されていた。また、洋楽ロック馬鹿はジャズ馬鹿に否定され、ジャズ馬鹿は、クラッシック馬鹿に侮られていた。誠に貧しい島国根性である。どうでもいいではないか。そんな党派性、クソくらえである。
アルフィーは長く売れなかった。拓郎がラジオで、俺の歌真似をしている人は誰でしょう、という企画を10週やって、それがアルフィーだと気づいたリスナーは誰もいなかった。正解が出ても、誰? みたいな感じで笑えた。
通り雨、売れる前のスマッシュヒットである。この後、アルフィーはロック調に舵を切っていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?