半年で語学をモノにするアプローチ方法[はじめの1.2.3.]
英語コーチのTomokoがお届けする、TED Talkの解説です。
ニュージーランドの心理学者であり言語学者でもあるChris Lonsdaleは「誰でも半年で第二言語を習得することは可能である」と言い切る。①に続き、ここでは彼が説くアプローチ方法1~3(全部で7つ)をみていきたいと思う。
1. まずたくさん聞く
「脳に染みわたらせる」のだ。
とにかくたくさんの言葉を聞いている状況に身を置く。理解しているかどうかはまず重要ではない。
繰り返される「パターン」や「リズム」を聞くのだ。
2. 言葉の前に、まず意味を理解する
ボディランゲージから多くのコミュニケーションを理解することができる。つまり、理解しているのだ。わかりやすい入力で言葉を身につけていくのだ。
3. 混合しはじめる
創造性を発揮して、楽しむ。完璧である必要はない。
機能させるんだ。
動詞10個、名詞10個、形容詞10個あれば、1,000通りのことが言える。言語は創造的なプロセスなのだから。
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work は「(会社などで)働く」という意味でよく使われる、中学生でもわかる単語。
そしてネイティブも、よーく使う。別の文脈で。
It works. うまくいく。
It doesn’t work. うまくいかない。機能しない。
海外生活では、物や機械が壊れていることは、しょっちゅう。ボイラーや水回りが機能しなくて修理を呼んだところで1週間後にしか来ない、とか普通。まさにそんなときに使う。It doesn’t work! うまくいかない!
そう、モノだけではなくて、状況や人間関係にも使われる。
Your relationship is not working. 直訳だと、あなたの関係はうまくいっていない。つまり、彼氏/彼女などとうまくいっていない、という場合など。
だから It doesn’t work. は超ツカエル。
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さて講演にもどって、おさらい。
言語を身に着けようとするときの心得!
最初は理解できているかは気にせず、とにかく繰り返される「パターン」や「リズム」を脳みそに染みわたらせる。ボディランゲージで相手の言わんとすることをまず理解する。言葉はそれに付随するものと捉える。単語を覚えたら、組み合わせを駆使して楽しむ。クリエイティブになるんだ!
なんだか、できそうな気になってきましたか?
アプローチ方法の続き(4~7)は、次のページで解説しています。