私がイタリア語と中国語を4カ月でなんとかした方法②イタリア実践編
現在、北イタリアに在住のTomokoです。イタリアに住みつく前はNY, London, 上海に住んだことがあり海外生活10年になります。
NYでは3年間商社、Londonでは5年間金融に勤務しました。
①に続いて「英語を使う奥義」の話をしたいと思います。
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■英語はツールとして使う
インターネットで世界中、どこでも誰でもなんでも検索できて、知りたいことがあればものの数分でわかる。
ハワイのおいしいローカルレストランに行ってみたい。日本語サイト、地球の歩き方を見てみる。それもよし。でもそこは同じサイトを見た日本人だらけかも。
もし、それを英語でもできるようになったら。
始めの一歩、末の千里。
情報量は2倍どころか、5倍に増える。
まだ日本語では知られていないハワイの隠れ家的レストランがみつかるかもしれない。本気のローカルを堪能できるチャンス到来。
コロナのうわさ、信じていい情報はどこにある?
英語でも検索できるようになれば、信用に足る学術文献は10倍に増えるだろう。
そう、英語が話せるようになるのがゴールではなくて
英語を使って何をする?
が本当の問い。
■英語が使えれば、語学がもっとラクになる
私はNYに住んでいるときにイタリア語を学び始めた。のちに結婚することになる夫とイタリア語で会話したいと思ったからだ。29歳だった。
社会人でも参加ができる大学の夏期講座で学生と一緒になって勉強したのが最初だった。
講座の先生は、ナポリ出身のイタリア人。生徒はアメリカの学生なので、もちろん英語でイタリア語を教えていた。
最初の授業で先生はこう言って生徒を鼓舞した。
『英語の30%がイタリア語と同じラテン語を語源とする単語で構成されていて、文法も近い。まず発音が難しくないのでイタリア語はすぐに身に着くわよ。』
詳しく言えばもちろん、イタリア語のほうが多くの時制を有しているし、冠詞がイヤになるほどあるので全く同じではない。
でも日本語からいっきにイタリア語に飛ぶより、英語の基礎があればより理解しやすいのは、実践して身に染みた。
言語がより腹に落ちるのだ。
文法解説に、合点がいくと言い換えても良い。
■イタリア語を日本語で考えない
NYの1ヶ月夏季講座のあと、結婚を機にイタリアに来ることになる。今度はリアルな現地実践。
大学が留学生向けに開設しているイタリア語講座を2ヶ月取った。
イタリアでは日本語でややこしい文法を説明してくれる人には、かなり幸運でないと出会えないかもしれない。でも英語だったら、イタリア人でも使える人が増えてきた。←できない人も多いけれどね。
英語のできるボランティアの学生にチューターをしてもらい、かなり助けてもらった。
初めの3ヶ月で基本のキを叩きこみ
日本語⇄イタリア語 変換よりは
英語⇄イタリア語 に意識を置き、相互変換がスムーズに行くようになった。
ここまで来たら、あとは会話のバカズを踏むのみ。イタリア語しか話さない義父母との日常会話で、語学学校のデスクワークを血肉化し、慣らしていく。
わからないことがあっても、イタリア語で別の言い換えや、説明をしてもらうのだ。
これで、ほぼ4ヶ月でイタリア語だけでも毎日の暮らしがなんとかまわるようになった。
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◆今日の使ってみたい英語フレーズ◆
If you don't understand something, ask them to say in different way or explain again.
何かわからないことがあれば、違う言い方をしてもらったり、説明してもらったりしよう。
語学には『言い換え』がとっても役に立つよ。