木曜になると聴きたくなる曲
こんにちは、北イタリアに在住のTomokoです。
朝晩はすっかり冷え込んで長袖の羽織るものがほしくなってきたこの頃だが今日はまた27℃まで上がった。娘のプールを出してキッチンの一番大きな鍋で水くみをしてあげた。といっても、足首くらいまでのかなり浅めでリスクヘッジしているので5回くらい行き来したら完成する。
庭先のプールだと2時間くらいはもくもくと遊んでくれるのでありがたい代物だ。ロックダウン中にAmazonでポチっておいてよかった。またしばらく28℃くらいが続く予想。
週の折り返し地点である木曜日になると、繰り返し聴きたくなる曲がある。
UKのシンガーソングライターである Jess Glynneの『Thursday』
そのまま「木曜日」。2018年の10月にリリースされてUKトップチャート入りもしたこの曲は、その頃イタリアのラジオでもしつこいくらい流れてきた。イタリア語の曲はなんだかぎこちなく聞こえてあんまり耳に馴染まないから、英語の曲が流れてくるとホッとしたものだ。
聴いたことがない方は、ちょっと聴いてみてほしい。使われている英単語自体はほとんどが簡単なものばかりで、直訳でも理解できる歌詞だ。
I won't wear makeup on Thursday
I'm sick of covering up
出だしからめちゃくちゃキャッチ-じゃないか。
↓このBrit Awards(英国レコード産業協会が主催)のパフォーマンスが彼女の曲のコンセプトを知るには良い。
木曜日はメイクしない 隠すことにうんざりなの
そしてBメロで続く歌詞にまたグッときてしまう。
There are many things that I could change so slightly
But why would I succumb to something so unlike me?
I was always taught to just be myself
Don't change for anyone
少しづつ変えられることはいくつもある でもどうして自分らしくないものに屈してしまうのだろう ただ自分らしくあれと教えられてきた だから誰かのためには変えない
succumb to something は、あまり聞いたことがない言い方かもしれない。「負ける、屈する」という意味で、英語だと to give up and accept something that you first opposed (最初は反対だったことに負けて受け入れる)というふうに説明できる。まさに「屈する」という日本語がしっくりくる。
さて曲は、さらにさらに、Cメロにくると盛り上がってきて
I wanna sing, I wanna dance
I wanna feel love inside my hands again
I just wanna feel beautiful
歌いたい 踊りたい もう一度 手の中の愛を感じたい
私はただ美しくありたい
最後にはもう、自分は飾らなくていいのだ。このままでいい。だって私は私だから。私の思うように生きればいい。という超自己肯定感を、聴いている自分自身に昇華して締めくくれる曲なのである。
だから木曜日はこの曲を聴きたくなる。
出かけるときは眉毛だけは最低お手入れするけどね…
Ed Sheeran とのアコースティックコラボが、こんなにシンプルなのに最強にパワフルなメッセージなっている。ぜひ聴いてみてください。