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Guitars
料理ばかり続いてしまっているので、たまには音楽も出さないと。
ベースの紹介は以前したのでギターも紹介します。
Squier 型番不明
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初めてのエレクトリックギターは中学3年の時に買ってもらったもの。
黒と赤(メタリックレッド)の2本が発売されるという広告を雑誌で見て購入を決めた。
他人が使っていたりストラトやレスポールなどの有名なギターを求めていなかった私にはとても魅力的なギターに思えた。
24フレット、ロック式トレモロ、ストラトタイプのボディに2ハムバッカー、レスポールと同じ2ボリューム2トーンのアッセンブリー。
黒を買うつもりで御茶ノ水の楽器店へ行ったが、行った店には赤しか置いてなかった。
どうしてもその日に入手したかったので、散々迷ってその赤を購入して帰宅する。
自分の好みでない色の楽器を購入したのはこの時だけ。
そのうち塗り替えようと思っていて結局そのままになっている。
数十年前のものなので接触不良で音の出ない時があるし、ボディもネックも裏は傷だらけ。
ロック式トレモロは2~3度交換していて、最終的にBill Lawrence製のシンクロナイズドにしてある。
ヘッド部のロックは機能していなくて、弦のテンションを稼ぐためだけに付けてある。
弦をロックしていないがチューニングはほとんど狂わない。
新しいギターを入手した今はあまり弾いていないけれど処分する気など全くない。
高校生の頃は旅行へ行く時も持っていったほど常に持ち歩いていた。
学園祭で弾いたのも、もちろんこのギター。
どんなにボロボロになろうが音が出なくなろうが手元に置いておきたい。
リペアに出せば見た目も良くなるし音もちゃんと出るようになるんだけどね。
その時は色も変えようかな。
メーカー不明ミニギター
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ヘッドに入ってるロゴはFenderに見えるが良く見るとTender。
レスポールタイプなのでFenderなわけがない。
高校時代に通っていた楽器店の壁に掛けてあるのを見て欲しくなり購入した。
メインギターを担いでこれも持って登校していた時もあった。
ちゃんと専用のギターケースもある。
20フレット以降をスキャロップ加工してある。
本当は12フレット以降全てに施すつもりだったが途中で力尽きて諦めた。
ピックアップも自分で交換したがメーカーも型番も覚えていない。
一応工業高校生だったのでハンダ付けなどは自分で出来る。
ステンレス板からメタルピックを作った事もある。
世界で2枚しかない自分専用のもの。
つい最近まで使っていた。
レギュラーチューニングにすると弦のテンションがベロンベロンになるので5度上げチューニングにしてある。
最後にアンプと接続した時には確か音が出なかったはず。
高校生当時はギターを弾きながら作曲していて、このギターで弾くのを想定して作った曲もあった。
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アコースティックギターは2本あるが、左のミニギターは兄の為に買ったもので今は会社に置いてある。
YAMAHA JR2 NT
2017年購入。
ギターを弾けるようになりたい(クラブのおねーちゃんたちにギターを弾けると自慢したい)というからチューナーやピックなど小物類とまとめてプレゼントした。
色々な曲を弾けるようになりたいのは分かるけど、まずは1曲だけを弾けるようしようよ。
と説得して1曲集中レッスンを開始した。
しかし熱心に練習したのは最初の1ヶ月だけ…
いくら兄の頼みでも練習する気がなければ教える気にならない。
ゆっくりなら1曲通して弾けるようになるまで上達したんだけどなぁ。
今は会社で曲のアイディアが浮かんだ時に私がチョロッっと弾くためのものになっている。
右の12弦は現在の私のメインアコースティックギター。
YAMAHA CPX700-12
2007年購入。
エレクトリックアコースティックなのでマイクを立てなくてもケーブルを繋げばレコーディングに使える。
それまでは中古の6弦アコースティック(兄が誰かから借りてきたもの)を中学生の頃から使っていたが、以前の会社で働いてた時に後輩が欲しがったのであげてしまった。
12弦アコースティックはずーっと欲しかったがそれまで購入する機会がなかった。
あげてしまってアコースティックが1本もないという状況でなければ、まだ購入していなかったかもしれない。
その状況を作るためにあげてしまった、とも言える。
そしてDavid Bowieの楽曲をコピーするなら12弦でなければ、という理由だけで使っている。
2本の弦を同時に押さえるんで指先が痛くなるし、チューニングは倍の時間かかるし、ホントはとても弾きづらいがそんな些細な事はどうでもいい。
と思えるくらい12弦アコースティックギターの音色は美しい。
Bacchus IKEBE ORIGINAL HST-24HSH w/Locking Tremolo
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現在のメインエレクトリックギター。
2021年購入。
ギターに関しては1本でオールマイティに使えるようなものがあればいいと思っている。
というかあれもこれも揃えたくなる性格なので1本しか使わないと決めている。
24フレットでロック式トレモロ、ピックアップはシングルとハムバッカーの組み合わせで構成されている。
というのを条件に探して価格もそれほど高価ではなかったのでネットで購入した。
当時その条件ではこれしか見つからなかった。
ほぼ満足しているが唯一ダメ出しする箇所を挙げるとトレモロアームが少しガタつくところ。
音に関しては拘るとキリがないし、エフェクター等で加工してしまうので出ればいいと思っている。
本業はギタリストではなくベーシストだし。
挟んであるピックはJIM DUNLOP製のEric Johnsonモデル。
この歳になってピックの持ち方や弾き方を変えているところ。
元々練習するのを苦に感じた事は一度もなかったが、数十年間慣れた弾き方を変えるのはやはり大変だと感じる。
オマケ
Pignose PGG-200 BS
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事務所のオブジェになっている
会社に置いてあるが私の所有ギターではない。
税理士先生(通称『くん』)が持ってきたPignoseのアンプ内蔵ギター。
実家の押し入れに何年も入れてあったと言って持ってきた。
ミニギターだけどネックの長さやフレットの幅は通常のギターとほとんど変わらない。
なので私の持っているミニギターほど弾きづらくはない。
ボリュームノブを引っ張るとスイッチが入りスピーカーから音が出る。
アウトプットジャックもあるので外部アンプに繋ぐこともできる。
その横にはヘッドホン用のジャックもある。
アンプとスピーカーが内蔵されているので見た目より重量がある。
ボリュームを上げていくと勝手にフィードバック奏法ができる。
エフェクターは内蔵されていないので素のギター音が出る。
ボリュームを上げていくと若干歪む。
弦はボディ裏から通すようになっている。
これも会社でたまに弾いている。
Aria ProⅡ"The Warrior"
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このギターは以前働いていた会社の社員さんが所有していたもので、形見として頂いたものです。
勤めていた頃はほとんど接点がなく、ギターを趣味にしているというのは知っていましたが、フォークギターとかをちょこっと弾く程度なんだろうと思っていました。
ある日、風邪をひいたと言って5日間か1週間くらい仕事を休んでいたので、部屋へ様子を見に行きました。
「体調が悪いなら病院へ行きましょう」
会社のかかりつけ医が徒歩ではいけない場所にあったので、病気や怪我の人を車で連れて行くのも仕事のひとつでした。
私より10歳上の物静かな人で、顔を合わせれば挨拶は交わしていましたが会話をしたのはその時が初めてでした。
「大丈夫、ただの風邪だから寝てれば治るよ」
「本当に?明日も悪いようだったら連れて行きますから」
翌朝、部屋から出てこないので様子を見に行った別の社員が亡くなっているのを発見したそうです。
生きている姿を見たのは私が最後だったようです。
出社した時にはちょうど救急車が来ていて社内が騒然としていたのを覚えています。
司法解剖の結果、死因は敗血症だったそうです。
沖縄県にある小さな島の出身で、数日後に兄が遺品整理に来られた時に私に貰って欲しいとこのギターを事務所に持ってきました。
応対していたのが母親と従姉だったので、2人から私がギターを弾いていると聞いたのでしょう。
3本あったうちの1本だったようです。
顔に似合わないギターを見て慌てて部屋へ行くと、Led ZeppelinやDeep Purpleなどのハードロックバンドの楽譜が紐で括られているのが見えました。
「同じ趣味だったんだ」
「もっと早く知っていれば色々な話ができたのに」
とても残念です。
あの時、強引にでも医者に連れて行っていれば…
もっと早く様子を見に部屋へ行っていれば…
このギターを見るたびに後悔の念に駆られます。
そんな経緯で私の元に来たギターです。
ケースもなく何年も部屋で埃を被っていたような状態でした。
改造しようとしていたのか裏のカバー類は外されたままで、配線も切れているのか音は出ませんでした。
いつかちゃんとした状態に戻してあげようと思って、もう10年以上経ってしまっています。