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DTM

デスクトップミュージック(Desk Top Music)


2015年、PCで楽曲制作をするために機材とソフトウェアを購入した。

当時はもう音楽活動をバンドで行うという考えはなくなっていた。
メンバーを探したりスタジオまで移動したりというのが煩わしい。
私と同じくらいの熱意で音楽を作る人を探すのは困難だと感じている。
今までのデモテープ作りのように1人で作業するほうが気楽に出来る。

楽曲制作ソフトはSteinbergのCubase Proを使っている。
インターフェイスもSteinbergのUR22mkⅡ。
そろそろ買い替えたいと思っている。

モニタースピーカーはMACKIEのCR4、ヘッドホンはSureのSRH840Aを使用。



最初に購入したのはKorgのMIDIキーボードtaktile-25。


Korgの昔のシンセサイザーソフトが無料でダウンロード出来るというのが理由だった。
MS-20
MonoPoly
PolySix
M1
WaveStation
どれも中学高校時代に欲しかったシンセ。
M1とWaveStationは社会人になってから発売された。

Cubaseに付属しているHALion Sonic SEではドラム音源に不満があったのでBFD3を半額セールで購入。
私の性格だと際限なく有料ソフトを購入してしまいそうなので、なるべくソフトにはお金をかけないというのを決めている。

IK MultimediaのSampleTank3はハードウェアを購入すれば無料で付いてくるというキャンペーンで入手した。
なので一番安いMIDIキーボードを購入したがそのキーボードは未使用のまま。

あとはEastWestのGhostwriter。
これも半額セールで購入。
イギリスのミュージシャンSteven Wilsonが制作に関わっている。
ダークな音色ばかりで私の創作意欲を搔き立てられる。


最初に購入したtaktile-25は2オクターブ分の25鍵しかなかった。
片手で少しずつ入力するには問題なかったが、使っていくうちに鍵盤数が足りないと思うようになる。
次に購入したのは同じくKorgのmicroKEY-61。


鍵盤数は足りたがミニ鍵盤だったのでキーボードの練習には不向きだと感じるようになる。
今はNektarのImpact LX88+を使っている。


メインで制作している曲はDTMを始めた頃から作っていて未だ完成していない。
聴いているとあれも足したい、これも加えたいというのが出てきてしまう。
気が向いたときに少しずつ足したり引いたりアレンジしたりしている。

短い曲やアイディアをいくつか組み合わせて1曲にするつもりで始めたが、今では1時間を超える曲になってしまっている。
50を超えるパートと200以上の音を使用している。
聴きやすいパートもあればアンビエントなイメージだけのパートもあったり、ジャズフュージョン風のアレンジもしてあれば弦楽四重奏風に作ってみたりと頭の中にあるものは全て詰め込んである。

この曲を聴けば私の頭にある音楽が分かるようになっているが、誰が1時間以上ある曲を聴きたいと思うのだろうか…
自分の聴きたい音楽が詰め込まれた自分の為の曲。

この曲は色々な制限をかけて作っている。
1. 使用音源はHALion Sonic SEだけ(音を加工するのは可)
2. 同じ音色を使わない
3. 頭の中だけで作曲する(偶発的に作ったパートもある)
4. 楽譜やメモに書き記さない

4番目の楽譜やメモに書かないというのは自分にとってチャレンジのつもりでやっている。
頭の中にある曲を具現化して頭の中に記憶していく。

何かを行う時に制限をかけるというのは他の事でもよくやる。
手元にあるものだけで工夫しながら作っていくという作業は楽しい。
身近にあるものを工作して遊んでいた子供の頃の名残なのかもしれない。


他にも短い曲が十数曲ある。
10分を越える曲もあれば2~3分くらいの曲もある。
3曲をnoteに投稿してあるが万人に受けるようなものでないのは承知している。
ハードロックやプログレッシブロックを演っていたのと同じ人間が作った曲だとは思わないだろう。
それでもかまわない。
あれは自分が聴くために作った曲。
頭の中にある映像を音楽化した曲。
その曲の表現するところは私にしかわからない。