見出し画像

水戸黄門

 水戸黄門は何度も同じのを放送しているけど、見た覚えのあるものを見ても飽きないおもしろさがあります。なので水戸黄門はかなり好きなので時々絵にしてみたりもします。
 でも本当に時分が見たいのは漫遊しない本気の水戸黄門。
 冲方丁さんの小説「光圀伝」が大河ドラマとかになれば絶対見ます。
 あの小説はもう出だしがど迫力!
 虎が吠えたような表現から始まり、刑場から幼い光圀が遺体の生首をひきずり持ちながら歩いてるというシーンで、それを光圀の父である徳川頼房が骸骨にしてそれに酒を入れて飲むという豪快な物でした。
 若き日の光圀は傾奇者と呼ばれた暴れん坊で仲間と一緒に辻斬りをしたという話も書かれています。
 長兄を越して、なぜか跡継ぎに指名されたことに悩み苦しむ中での行動でした。そしていろいろな人との出会いをしてその中で成長をしていきます。
 そして絵に没頭する晩年の宮本武蔵との出会いとかもありました。
 この小説は青年と晩年に分かれて書かれています。
 晩年期は史実の通りに漫遊の旅には出ないで、大日本史という歴史書の編纂を始めて、そこにドラマにも出てくる助さん格さんのモデルになる佐々介三郎と安積覚兵衛が編纂スタッフとして参加をしていました。
 そして弥七のモデルになった忍びの小八兵衛も出てきます。弥七のモデルが八兵衛というのもおもしろい話ですね。
 そして自分の配下だった家老・藤井紋太夫を光圀自身の手で究極の殺し方で処罰をしたことも書かれています。
 自分は小説を読む時に既存の俳優さんを脳内キャストをしないと読めないと前回のnoteで書きましたが、水戸光圀は実は体格が良かったという話もあるので「光圀伝」は青年期を元TOKIOの長瀬智也さん、晩年を中村吉右衛門さんで演じて欲しかったです。若い頃のワイルドさと晩年のあの渋さはこの二人にしか出せないと思いました。
 もうこのキャストが叶わないのが残念です。

水戸黄門 東野英治郎さん


水戸黄門 西村晃さん


水戸黄門 里見浩太朗さん


#ドラマイラスト

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集