見出し画像

コロナ禍もつづくセレブ交際芸

 新型コロナウイルスによる自主隔離旋風はセレブも例外ではありません。そんな中、コンスタントに散歩してはキスやハグの写真を撮られつづけたポップスター・カップル、カミラ・カベロとショーン・メンデスの散歩映像が話題に。

 歩くの遅すぎない? もはやゾンビのようなウォーク、「『ウォーキング・デッド』のオーディション受けてんの?」とかツッコまれまくったビデオです。特に集中した疑惑がこちら。「パパラッチにうまく写真を撮らせるためにゆっくり歩いているのでは?」。この2人に関しては、もともと、直接問い質されるほど「ヤラセ交際」疑惑が立ったこと、少なくとも新作リリースの宣伝に交際芸を用いたことは単著『アメリカン・セレブリティーズ』に記したのですが(宣伝)、そんな経緯もあって、コロナ禍ですらパパラッチと組んでPR商売やってるのでは、と疑られたわけです。

 パパラッチにいい写真を撮らせるためのスロウ・ウォークは過去にも事例があるようで、Face Magazineエディターのトレイ・テイラーは2000年代パリス・ヒルトンでお馴染みの芸当だと紹介しています。自主隔離のなか手繋ぎキス散歩をつづけたカミラとショーンにしても、ゾンビ歩きの日はすごく綺麗な仕上がりに。

 「そもそもこのご時世でもパパラッチ出張ってるんだ……」って感じですが、もう一つ話題になったカップルがハリウッドに。2020年3月ごろよりオープン交際を始めたベン・アフレックとアナ・デ・デルマスがキスやイチャイチャ犬の散歩を連日撮られてて怪しい!と……。パパラッチによるリリース版の写真はただ爽やか〜に綺麗な写真なのですが、インターネットにはもっと引いた画も出現。

パパラッチだらけ!

見てる……

 TikTokでは、2人がパパラッチ街道を闊歩する動画がアップされる羽目に。

 カメンデス(カミラとメンデス)と同じく、コロナ禍でありながら連日朝散歩を撮られ、ハグやキス、尻タッチまで行っていたこの2人。こんなにパパラッチがいるのにわざわざ止まってイチャこいてるのは変すぎ、ということで「ヤラセ交際芸」疑惑の主役に躍り出ました。まぁ、本当に付き合ってるっぽいカップルのパパラッチ写真って、デミ・ロヴァートとかクリス・プラット夫妻みたいな盗撮感あふるる雰囲気/カメラに気づいたら(相手にとって)美味しいイチャイチャはやらない方向になりがちなので……。

 コラボ曲&新アルバムの発売時期に派手に始めたカメンデスと同じく、タイミングもピッタリ。まずベン・アフレック。ベビーシッターとの不倫と離婚、セクシャルハラスメント疑惑など風評ダメージが生じたのち、後悔とともにアルコール依存症や家族の問題を告白するシリアスなインタビューを2月にリリースしています(PR戦略的に受け取るなら離婚後のブラッド・ピットと似た方向性ですね)。同記事ドロップはNetflix映画『マクマホン・ファイル』配信のタイミングであり、マット・デイモンらとの共作『The Last Duel』撮影に入ったことなども触れられています。アナ・デ・デルマスに関しては今年が「売りまくる」シーズンで、本来なら出演作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開されている時期でした。まぁ、この2人、冬公開予定の映画『Deep Water』で撮影をともにしているので、そこで交際に発展したとしても不思議じゃない気はするのですが。あまりよく知らないんですが、見たかんじクリス・マーティンとダコタ・ジョンソンっぽいなと思いました。

 一応の総括するなら、各セレブカップルどうこうと言うより、アメリカのセレブリティカルチャーで「ヤラセ交際疑惑」議論が一ジャンルになっている一例、って感じでしょうか。ゴシップ界隈を代表するカーダシアン家レベルになると、パパラッチと組んで写真を撮らせつつ修正や掲載の権限を得ていると告発されたり、ファンアカウントを閉鎖に追い込むカメラマンを自ら雇用して事態を収束してみせせたりと、もはや王者レベルであります。

・単著『アメリカン・セレブリティーズ』

 セレブの交際ビジネス疑惑についても書いた単著『アメリカン・セレブリティーズ』が4月30日に発売します。20組のセレブにフォーカスして2010年代アメリカのポップカルチャーや社会事情を追う集大成ワーク的内容で、音楽ポップスター多めですがTV映画も有。手に入れる際は事前予約が確実と思われます。カバーや目次などは随時お知らせします。

いいなと思ったら応援しよう!

うまみゃんタイムズ
よろこびます