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臆病で幼稚な私の初恋
生まれてからちょうど20年。
1人で過ごすには寒すぎる今年の冬、初めて恋をした。
多分、この恋は叶わない。
備忘録として残しておこうと思う。
今まで誰かを好きになったことはなかった。
気になる人が出来て、それで終わりの繰り返しだった。
素敵だと思った人には大抵他に気になる子がいたり、彼女がいたりして、なにかアクションを起こす前から終わりが確定していた。
私もじゃあいっかとすぐに諦められる程度の思い入れだった。
それが覆ったのが、成人式。
成人式マジックって本当にあるんだ、という気持ちでしかない。
相手は中高の同級生。
思い返せば当時は、毎日他愛もない会話をして、確か毎日LINEもしてたと思う。
でも当時は好きじゃなかった。
ただの友達。
卒業後はどちらからともなくフェードアウトしていった関係だった。
同窓会で久しぶりに会って話して、すごく魅力的な人になっていて、ドキドキした。
そんな気持ちになったことは無かった。
同窓会がずっと続けばいいのにと思った。
けれどそれが叶うことも無く、翌日にはいつも通りの日常に戻って行った。
もう、彼と話すことはないんだろうなと諦念していた。
そんな日の帰り道、彼からDMが届いた。
私があげたストーリーに対して反応してくれた。
彼との関係がまだ終わらないことに喜びと期待を感じた。
お出かけに関連することを話していたから、幾度かのやり取りを経て彼が誘ってきてくれるんじゃないかという淡い期待。
しかし、話は別の方向へ流れていきそんな雰囲気ではなくなってしまった。
去年気になってる子がいたけどそれは叶わなかったこと。
今は彼女がいなくても充実しているからあまり求めていないこと。
だけど時々彼女がいたらもっと楽しいのかなと思うこと。
そんなこと私に言わないでよという気持ちが正直なところだ。
まあ所謂"友達枠の脈ナシ"なんだと思う。
彼のことは諦めよう。
本気でそう思った。
そう思えば思うほど忘れられない、諦められない。
自分らしくない失恋ソングを調べては聞きを繰り返している。
どうしても消化できそうにないこの感情を、こうして文字に起こして消化できないか試みている。
あまり効果はない。
これを書いている時も、彼から返信が来ていないか通知を気にしている。
「時間が解決してくれる」
多くの人が多くの場面で唱えてきた言葉。
これが真理なのかもしれない。
本当に諦める前に1度だけどこか行かないか自分から誘ってみようか。
そんな勇気も持ち合わせていない、臆病で幼稚な自分を愛してくれる誰かに出会う時を信じて、これからも生きていこうと思う。
もし次人を好きになった時には、成長した自分が見れることを信じて