受験勉強なんかに頭を使うな!その3 本当の勉強は社会に出てから
僕がこのエッセイを通じて伝えたいのは、所詮「学校」なんて保護された空間で行う「勉強」なんてものは、「頭の体操」に過ぎないということ。
臨機応変に、脳を使えるように基礎トレーニングをしているだけ。
よく「数学なんかやって何に役に立つんだ!」とかキレてるガキがいるよね。まあ気持ちはわかるよ。ほとんどはそのまま役に立たないから。
でも、「数学的な考え方」はどんな業界でもできない人は上を目指せないと思うし。
例えば、僕は最終的にコンサルタントになった。
コンサルタントは絶えず「統計」をベースに物事を考える。
もっと簡単に言えば、平均値とかすぐに求める。
これって数学でしょ?(算数か?)
統計学って、微分積分とかも使うからね。
意識しないけど。
だいたい、僕は、父の言う通り4年間遊び通したから、数えられるくらいしか授業に出ていないし、大学に「就職課」があること自体知らなかった。
だから、最後は、必殺「父のコネ」。電話1本で、渋谷の商社に就職が決まった。
でもね、文系なのに扱い商品は、当時最先端だった「光半導体」。
中学から理科の授業を聴いていない僕がいきなり理系の仕事。
まして父のコネ。
「重圧」!!!
わかるのは「プラスとマイナス」「電圧と電流」くらい。
そこにいきなり、「pf(ピコファラット)とか毎日出てくる・・・。
担当顧客の製品は「ロータリーエンコーダ」だ一番多かったかな。
「なにそれ?」
ロボットの肘の部分などの制御に使う、重要な部品。
あとは出始めたばかりのCDプレーヤーや今は無くなったけどLDプレーヤー、火災報知器など。
商談相手はほとんど最初は研究開発部門。専門用語の嵐。「サイン波を矩形波に変えて・・・」みたいな。
「ふむふむ」と頷くものの頭の中は真っ白な毎日。
だけど、ふと疑問に思ったことがきっけかで、人生が変わる。
当時テレビのリモコンがワイヤードからワイヤレスに変わり始め、「赤外線リモコン(今じゃ当たり前)」に移行する時だった。
どんな仕掛けなんだろう?
興味に負けた僕は、一台のリモコンとビデオをバラシてみた。
「あれ、発光ダイオード(LED)と受光トランジスタが1個ずつしか入っていない!」
「なぜ、1本の光で、ON-OFF,とかチャンネルとかボリュームとか、様々な機能を変えられるのだろう?」と素朴な疑問がわく」
意外と負けん気が強い僕は、社内で上司に聞けず、単独で訪問した客先の技術者に「ちょっと質問していいですかあ?」と。変な奴と思っただろうけど、暇つぶしにちょうどいいやみたいな感覚で教えてくれた。
「光をデジタル信号に変えるんだよ」
目からうろこ!つまり、コンピュータの言語の用の0と1で信号を送るというのだ。
「すごい!」
それからである、光の可能性に爆発的な魅力を感じ、新しい知識を得るのが楽しくて楽しくて、お客さんに教わりまくって、覚えたことを、新規のお客さんの営業でしゃべりまくって、結果的に入社1年目で、その年、メーカーで1社としては月額最大売り上げを達成したのでした。社内でも、新卒の年が変わる前に売り上げは2番になっていた。自力でね。
そのかわり、文系が理系に変身するためにはものすごい勉強が必要。
僕がそれに耐えられたのは、
第1に「興味を持った」こと。
第2に「受験勉強で脳を消耗してなかったこと」
第3
僕がこのエッセイを通じて伝えたいのは、所詮「学校」なんて保護された空間で行う「勉強」なんてものは、「頭の体操」に過ぎないということ。
臨機応変に、脳を使えるように基礎トレーニングをしているだけ。
よく「数学なんかやって何に役に立つんだ!」とかキレてるガキがいるよね。まあ気持ちはわかるよ。ほとんどはそのまま役に立たないから。
でも、「数学的な考え方」はどんな業界でもできない人は上を目指せないと思うし。
例えば、僕は最終的にコンサルタントになった。
コンサルタントは絶えず「統計」をベースに物事を考える。
もっと簡単に言えば、平均値とかすぐに求める。
これって数学でしょ?(算数か?)
統計学って、微分積分とかも使うからね。
意識しないけど。
だいたい、僕は、父の言う通り4年間遊び通したから、数えられるくらいしか授業に出ていないし、大学に「就職課」があること自体知らなかった。
だから、最後は、必殺「父のコネ」。電話1本で、渋谷の商社に就職が決まった。
でもね、文系なのに扱い商品は、当時最先端だった「光半導体」。
中学から理科の授業を聴いていない僕がいきなり理系の仕事。
まして父のコネ。
「重圧」!!!
わかるのは「プラスとマイナス」「電圧と電流」くらい。
そこにいきなり、「pf(ピコファラット)とか毎日出てくる・・・。
担当顧客の製品は「ロータリーエンコーダ」だ一番多かったかな。
「なにそれ?」
ロボットの肘の部分などの制御に使う、重要な部品。
あとは出始めたばかりのCDプレーヤーや今は無くなったけどLDプレーヤー、火災報知器など。
商談相手はほとんど最初は研究開発部門。専門用語の嵐。「サイン波を矩形波に変えて・・・」みたいな。
「ふむふむ」と頷くものの頭の中は真っ白な毎日。
だけど、ふと疑問に思ったことがきっけかで、人生が変わる。
当時テレビのリモコンがワイヤードからワイヤレスに変わり始め、「赤外線リモコン(今じゃ当たり前)」に移行する時だった。
どんな仕掛けなんだろう?
興味に負けた僕は、一台のリモコンとビデオをバラシてみた。
「あれ、発光ダイオード(LED)と受光トランジスタが1個ずつしか入っていない!」
「なぜ、1本の光で、ON-OFF,とかチャンネルとかボリュームとか、様々な機能を変えられるのだろう?」と素朴な疑問がわく」
意外と負けん気が強い僕は、社内で上司に聞けず、単独で訪問した客先の技術者に「ちょっと質問していいですかあ?」と。変な奴と思っただろうけど、暇つぶしにちょうどいいやみたいな感覚で教えてくれた。
「光をデジタル信号に変えるんだよ」
目からうろこ!つまり、コンピュータの言語の用の0と1で信号を送るというのだ。
「すごい!」
それからである、光の可能性に爆発的な魅力を感じ、新しい知識を得るのが楽しくて楽しくて、お客さんに教わりまくって、覚えたことを、新規のお客さんの営業でしゃべりまくって、結果的に入社1年目で、その年、メーカーで1社としては月額最大売り上げを達成したのでした。社内でも、新卒の年が変わる前に売り上げは2番になっていた。自力でね。
そのかわり、文系が理系に変身するためにはものすごい勉強が必要。
僕がそれに耐えられたのは、
第1に「興味を持った」こと。
第2に「受験勉強で脳を消耗してなかった」こと。
第3に「社会人は勉強したことが確実に生かせることを実感できた」こと。
かな?
だからね、本番は、社会に出てから、いかに必要な勉強を要領よくできるかであって、たくさん受験勉強をすることじゃあないんだよ。
どうもね、本人はともかく、ご両親がね、自分よりご子息、ご子女を賢くしようと力むのをお見受けするが、それは高望み。
両親の地頭を足して2で割ったのがお子さんの地頭だから、無理をさせないことが一番。
僕には息子が3人いるけど、僕も、息子の母親も地域で一番の進学校を卒業している。だから、息子たちも地域で一番の進学校に入学した。
でも、僕の身長は172cm、母親の身長は147cmだから、息子の身長は全員僕より小さくて、一番大きい次男でも165cmくらいかな。
頭も、身長もそんなもの。
もっとも、僕の父は157cmで母は150cm。なぜ僕だけ成長したのかというと、料理音痴の母が、朝食から焼き肉とか食べさせたからだと思ってる。
牛乳は体質的に受け付けないので。
受験勉強を通して学ぶべきは、「勉強のやり方」と「頭の体操」それだけ。いい大学へ行ったって、社会に出たら何の役にも立たない場合もあるよ。
実際僕は、大学コンプレックスを抱えて生きてきたけど、人生で一度も「どちらの大学出身ですか?」と近れた記憶がない。
そんなもの。
東大卒とも何度も仕事をしたけど、頭がいいと思った人は一人もいない。
勉強ができるのと頭がいいのは違うので。
社会は、頭がいいヒトを求めている。
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