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辛いイメージの有酸素強化月間

インカレ・国体も終わり2025年夏に向けて、大学生のトレーニングが進んでる。10月からスタートし、現在のチームでは有酸素運動を強化してミトコンドリアを増やす時期と捉えてる。
特にスプリンターにとっては忍耐が必要な時期だが、このトレーニングはメインシーズンでのエネルギー供給を強化するために非常に重要。

ミトコンドリアの役割について詳しく見ていこう。

ミトコンドリアの主な働き

  1. エネルギー生成
    ミトコンドリアは、細胞のエネルギー源であるATPを生成。糖や脂肪などの栄養素は、解糖系やクエン酸回路、電子伝達系という反応を通じて分解され、大量のATPが作られる。
    これは細胞の活動に不可欠なエネルギー源。

  2. 代謝の調整
    ミトコンドリアは糖質や脂質、タンパク質の分解と合成に関わり、栄養素を効率的に利用する中心的な役割を担う。脂肪酸の分解やアミノ酸の代謝など、エネルギー生成だけでなく、適切な栄養利用もサポートしています。

  3. 活性酸素の生成と解毒
    ATP生成の過程で活性酸素が発生するが、ミトコンドリアにはこれを除去する酵素も備わっています。活性酸素は細胞にダメージを与える可能性があるため、ミトコンドリアは細胞を保護する役割も果たしている。

  4. カルシウムの調整
    ミトコンドリアは、筋肉の収縮や神経伝達に重要なカルシウムの調整にも関わる。カルシウムを蓄積・放出することで、細胞が正常に機能できるようにしている。

  5. アポトーシス(プログラムされた細胞死)の調節
    ミトコンドリアは、不要または損傷した細胞を取り除くプロセスにも関与する。細胞が修復不可能なダメージを受けたときに、計画的に死に至らせることで、組織全体の健康を保っている。

トレーニングの意義

このようにミトコンドリアの働きは、エネルギー供給だけでなく、疲労物質の回収スピードの最適化にも重要。したがって、スプリンターを含む全選手が有酸素運動を通じてミトコンドリアを増やすことは、メインシーズンでのパフォーマンス向上に欠かせない。


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