最近の記事

最近思うのだが、秋

最近思うのだが、やっぱり秋は嬉しい。 好きとかではなく、嬉しいが先に来る。 なんというか、夏はうるさい。 「五月蠅い」とも書くが、6月にハエが飛び回ることを嫌って当て字にしたのだとか。空も虫も湿度も暑さも、猛々しく、勇ましく、圧倒的で、勇気を貰うこともある。だけど、「私だ!」と主張が激しい。 かと思えば、そんな盛りは一瞬で、呆気ない。「なんだよっ」と突っ込みたくなる。その一瞬が圧倒的なものを生み出すのだと思うけど、世話しない。 一方で、秋は穏やかだ。 重たかった空気は澄

    • 洗濯物を干すことについて

      最近思うのだが、洗濯物を干すには、先に分類するのか、とりあえず干し続けるのか、どちらが良いのだろうか。くだらない疑問だが、ここにすごく生きるためのヒントがあるように思う。 仕事に置き換えると、とりあえず仕事を前に進めるのか、業務を仕分けてから取り掛かるのか。という感じだろうか。仕分けると、対象に対して気になることが増える。しわがどうしたら綺麗に取れるのか、とか。どのように干したら早く乾くのか、とか。でも、そんなことを気にしていたら他にもしたい家事が終わらない、気もする。だか

      • 拓く旅 

        久しぶりの旅だった。 出張だけど。一つテーマを持って1人で出張。 最近、帰省することはあったけど、帰省は帰省。 旅ではない。 交渉し、自分の知りたいことを切り拓く感じ。 愉しかった。 持てる時間で、今、自分が持てる感度を精一杯に放ち、初対面の人に質問をして、情報をかき集める。謎を解き明かす。「まずい」と沢山失敗もする。 帰り道、放電し切った抜け殻の様な心身。 でも、内には知らなかった、知りたかったことのヒントが散りばめられていて、電車の車窓からぼーっと眺めながら、時折

        • 明日は、丁寧に。 今日よりも少しだけ、丁寧に。 少しずつ、雑になっていた所を。 くださいばかりでなくて、 そもそもお渡しできるものは、 いただいたものであって。 明日の僕は何をあげられるだろう。

        • 最近思うのだが、秋

        • 洗濯物を干すことについて

        • 拓く旅 

        • 明日は、丁寧に。 今日よりも少しだけ、丁寧に。 少しずつ、雑になっていた所を。 くださいばかりでなくて、 そもそもお渡しできるものは、 いただいたものであって。 明日の僕は何をあげられるだろう。

          Similar but not the same.

          Similar but not the same.

          【そして生活】

          起きる 歩く 座る 寝る 時々何も考えられない時もやってくるけれど、生きている。生きちゃってる。 手に取る 折り畳む 料理する 会話する 思い遣る そうやって生きてゆく。 そこにリズムをつける。 息をする様に。 そして生活になる。 やっと生活になる。 やっと。 そこから自分が輝く。 生を活かす。 昔の人はよく考えたものだ。

          【そして生活】

          赤ランプが点滅 良くないと思い、帰って野菜スープカレーを作る。 京都が恋しく万願寺とうがらしを入れると、とても辛くなってしまった。 でも、ほくほく具材たくさんの料理を口に入れると、身体の中から何か解けてゆく心地がした。 今日も頑張ろう。

          赤ランプが点滅 良くないと思い、帰って野菜スープカレーを作る。 京都が恋しく万願寺とうがらしを入れると、とても辛くなってしまった。 でも、ほくほく具材たくさんの料理を口に入れると、身体の中から何か解けてゆく心地がした。 今日も頑張ろう。

          お腹空いてからご飯作るは、遅い

          お腹空いてからご飯作るは、遅い

          私と文字

          引っ越してから初めて実家へ帰省した。  家に帰ると、もう自分の部屋は消えていた。机も、椅子も、ベットもない。部屋だった残骸は段ボールに詰められた状態で部屋の隅に積まれていた。帰った途端に母親から「あの荷物は捨てるか」「これはいるか」「そこの荷物はどうするか」といった質問が次々と飛んでくる。これまでの残業続きの生活と一日かけて車で帰省した疲れが重なり、質問たちから逃げるように布団に入った。  次の日は、大雨。ザーッと洗われるような気持ちの良い音に包まれながら、布団にうずくま

          私と文字

          岩の肌

          岩の肌

          満たすために

          今の仕事が過渡期に入った、気がする。 仕事に詰められると、生活は削られ、痩せ細ってゆく。 満たそうと、知らぬ間に粗末に使い捨てる人、漁る人になってしまう。 誰かを思い遣る前に、自分を保つ事で精一杯となり、そんな度合いで他人と関われる気もせず。 そうやって社会が少しずつ小さく、虚しさを漂わすようになったのではないか。 と最近ふと思った。

          満たすために

          仕事を1日中頑張っても、スタッフから不平不満が無神経に飛んでくる。 悲しい。辛い。 でも、朝に皿洗いをして、不思議と 「やってやる。」「生きてやる。」という気持ちが湧いてきた。 この悲しみも人生の一抹。 糧となる。糧にする。 生活は続く。続けてゆく。

          仕事を1日中頑張っても、スタッフから不平不満が無神経に飛んでくる。 悲しい。辛い。 でも、朝に皿洗いをして、不思議と 「やってやる。」「生きてやる。」という気持ちが湧いてきた。 この悲しみも人生の一抹。 糧となる。糧にする。 生活は続く。続けてゆく。

          今日も咲いてくれて、ありがとう。

          今日も咲いてくれて、ありがとう。

          深く愛おしい記憶

          深く愛おしい記憶

          絵、描いてみようかな スーッとひろがるような、淡い絵を この方の絵をみると、そう思ってしまう 不思議 11月の京都の個展、観に行きたいな https://instagram.com/atelierfujirooll?igshid=YmMyMTA2M2Y=

          絵、描いてみようかな スーッとひろがるような、淡い絵を この方の絵をみると、そう思ってしまう 不思議 11月の京都の個展、観に行きたいな https://instagram.com/atelierfujirooll?igshid=YmMyMTA2M2Y=

          捌く夜

          今日は、早くに退勤出来たので、ちょいとお酒を呑んでゆっくり。という訳には行かなかった。 鮮度で人気のスーパーへぐるっと寄ってみる。 捌く魚を買う為に。 いよいよこの日がやって来た。 ひとり暮らしを始めてから、冷蔵庫がなかったり、庖丁が研げていなかったり、まとめて1週間分を作ってしまったり。そんな感じで「ああ、また今度だな」と日を見送り続けていた。そわそわしていた。 別に休日の夜は時間がたっぷりあったのだけど。 でも、「うん、今日だな」と腑に落ちた日に捌こうと決めていた

          捌く夜