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「鳥獣戯画」展行ってきました。日本の中世文化は特殊だなぁと…まじまじ
鳥獣戯画は、ファンタジー要素がとっても強くて、漫画的発想で楽しかった。ウサギとキツネとカエルとサルのサイズが一緒で、作者の中では割とカエルの地位が高めなのとか、面白かった。
獅子や龍など架空の生命体を細かいディテールで描いているのも興味深い。
ただ、一緒に展示されていた、中世日本の仏教美術が親近感の湧かない怖い世界観だった。
明恵上人は仏道の道に入るにあたって、自分の右耳を切り取ったらしい。怖い。華厳宗(達磨宗)の絵も怖かった。
よくよく考えればキリストの世界観あらわした宗教美術も特殊だもんね。
当たり前だけど、ただ闇雲に美術館に行けば癒されるというものではなかった。安直な発想だった。
カップルも多かったが、これは男性が積極的に楽しんでくれる人じゃないと地獄なのでは…と心配すらしてしまった。
好きな人と、テレンス・マリックの『ツリー・オブ・ライフ』を観に行ったほんのり苦めの出来事を思い出す。
とはいえ美術館の中で、たくさんの緑を浴びながら、ゆったりするのは気分が良かった。(どっちやねん)