2021.11.25 スイスイ432 (旧10.21)
今日は久々に宇宙律以外の調律パターンを作業しました。 このところ数ヶ月宇宙律にばかり手がかかっていまして すいぶん久々な印象です。 だいぶ手こずった宇宙律が一段落しましたので As(432Hz)を手がけました。 そうしたら.... なんともスイスイと楽な作業にびっくりしました。 歯を砥石で削って音の上げ下げするという意味では宇宙律もAsもさほど違いはありませんが もしかしたら難題・難問の宇宙律をなんとかこなしてきたおかげで腕が上がったのでしょうか?? わかりませんが全体に削るときのくし歯の様子が手に取るようにわかるようになってきたのは事実のようです。 削り量と音の上がり下がりはリニアな関係ではありませんので 微妙な“手加減”が命ということになるのですが くし歯の微妙な“心”が少しはわかるようになったのかもしれません。 以前の記事にも書きましたが硬い金属とはいえミクロには粘土を削っているようなものですから微妙な感覚がモノを言うのは間違いありません。 難しい作業はそれは大変ですが副次効果もあるものだなと 少しよい気分になりました。
この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。