出石は蕎麦だけが名物じゃない?『お漬物キッチンいずしとわ&出石珈琲』
豊岡市には江戸時代には5万8千石の城下町として栄えた
出石=いずし という町があり
日本最古級の時計台や出石そばというご当地名物が有名です。
古い町並みには、たくさんの蕎麦屋さんが並んでいます。
しかし!出石は蕎麦だけじゃないのですよ!
実はあの誰しもが知る漬物
たくあんのルーツがこの町にあるのです。
誰しもが知る「たくあん漬け」。その語源が沢庵和尚という歴史上の人物であることはご存じでしょうか?
沢庵和尚とは戦国時代末期から江戸時代を生きた僧侶で、10歳で出家したのちに寺院の復興や寺の開山に関わるなど数多くのキャリアを積み徳川家光に重用されるようになりました。
ある日「最近、何を食べてもおいしくない。」と悩む家光に、和尚が運んだ漬物、そのあまりのおいしさに感動した家光は和尚にその名前を尋ねます。
和尚は「ごくごく一般的な保存食ですので、特に名前はございません。庶民は朝から晩まで働き、これら質素な食事をしているのです。」と答え、家光は感嘆。これをきっかけに「たくあん(沢庵)漬け」と名前がつき、全国にその名前が広まったと伝わっています。
このようなエピソードを持つ沢庵和尚。そんな彼の生まれ故郷こそ、出石なのです。
和尚がもしいなかったら、今もたくあんは名無しの食べ物だったかもしれませんね。
そしていずしの町には、沢庵和尚ゆかりの宗鏡寺(すきょうじ)があり、まさに「たくあんゆかりの地」
そんないずしで、自家製たくあん漬けを食べられるカフェと
土地の歴史にフォーカスしたモノづくりにチャレンジしているお店が
『お漬物キッチン いずしとわ』さん
町内にある空き家を改装したお店は洗練されたデザインのカフェで
ランチプレートにはお漬物はもちろん、地元の食材を用いた品々が可愛らしく並んでいます。
唐揚げもサクッとした食感で美味しい👍
たくあん漬物は爽やかな酸味と歯ごたえで、ごはんが進みます。たくあん×チーズの組み合わせも相性が良く、ワインなどにも相性が良さそうです。
たくあんって色んな楽しみ方があるんですね。
そして、なんと2階はコワーキングスペースとして運用中。Wi-Fi完備、充電可能で2時間500円。演劇祭の合間に急なリモートが!って方にも便利なのではないでしょうか。
ナイトマーケットでは、テイクアウトで人気のメニューの他
元地域おこし協力隊が考案・起業した出石珈琲も一緒に楽しめます。
【お漬物キッチン いずしとわ】
https://www.instagram.com/izushitowa/