何のために旅をする?
私の旅の目的は、2通りに大別できる。
一つは「未知」への欲を満たすこと。
それは風景だったり、食事だったり、日本にも海外にも、一生を費やしても尽きないほどのあらゆる「未知」があるのだ。
私自身、凡その旅はこちらに当てはまるし、おそらく多くの人もそうではないかと思う。
旅をするには費用が嵩む。時間もかかる。
学生だったら金銭的制約、社会人だったら時間的制約に縛られ、旅が希少なものになり果てて、「未知」への刺激に目が向くのは当然のことかもしれない。
しかしもう一つ、大切にしたいことがある。
過去の自分を「追懐」すること。過去訪れた場所にもう一度足を運ぶ旅だ。
その場所には、その時の自分が何を考え、何を思い、どう生きていたのか、感情と思考が眠っており、突如脳内に蘇る。
「追懐」することは、歩んだ道を振り返って軌跡を再認識して、再び前を向くこと。
「未知」「未来」へと繋がる、私にとってはとても大切な作業なのだ。
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