ころがりたくなる朝
ころがりたくなる朝があったから忘れたくなくてここに記そうと思った。
けどその時の自分がプラスなのかマイナスなのかどんな感情でどんなことを思っていたのか言語化できなくて、結構な時間がたった。
でも残したくてそんな想いで書いていて、どうせうまく書けないから手直しせずにお披露目ちゃえ。
朝の前の日、そして朝
その日は朝から間借りの場所でコーヒーを淹れてこの間も来てくれた人とお話をしたり、友達が来てくれたり友達の友達が来てくれたりして、
別にこの時間ってなくてもいんだけど、ここに来てくれた人がお店を出た後とか寝る前とかにああ楽しかったな~、とりあえず顔出してみて良かったな~ってニコッとする瞬間になってたらとか考えて。
そのあと15分でお昼を食べて、電車に乗って100人くらい集まるイベントに行って、初めましてをたくさんして、ご飯食べて、さっさと帰ろうとした。
人と繋がるのは好きだし、楽しいし、なによりなんか世界広がった気分になれて悪くない。
けど同じくらい1人でいる時がすきで、好きな場所に寄って、好きなコト考えて、好きにネガにもポジにもなれる自分だけが知ってる自分らしさに浸る時間がとにかくすき。ないものねだりに両方をうまく求めてる。
その日は50:50。その両方を求めていた夜だったから、流れに身を任せて会いたい人に会うことを選択した。
終電を勘違いして、渋谷をダッシュ。間に合ったホームには会いたかった人たちがいて、みんなで一緒に一つの家に帰った。
お酒を飲みながら話して、1人寝て、また1人寝て、気づけば朝の4時。
今思い出すと、もちろん自分のこれからとか自分の属してる場所の話とか濃い話もしたけど、なんかそこにいたみんなは”らしく”ハッシュタグのない人間同士が対話をしている感覚だった。
何もない時間にこそ生まれるこんなトキが続けよと願っていた
もう5時になる前、外にでた。
朝だった。そこにいる自分は紛れもなく自分で、裸になってるかんじだった。
いつも前に進まなきゃと怠惰な自分に言い聞かせたり
求められる姿を目指して背伸びしたり
こうありたい自分に足りないものはなんだと問いたり
届けたいあなたに届けるにはどうすればいいか悩んだり
賑やかな場所も静かな場所も好きな色んな面の自分に振り回される日々。
けどその朝、私は1人しかいなかった。
うるさく否定してくるあなたはいなくて夜が明けて、やさしい色と素直に聴くことができる音楽とあったかい人がいて何一つ置き去りにすることなく世が明けた。
きれいすぎて涙すらながれた朝は依存するくらい忘れたくない朝だった。
そんな朝に出会う
負なものが美しく見える
そんな自分が好きになる
またそんな朝に出会うために頑張れる気がした
きっと私はがんばらない
すきなことをらしく身に纏っていきてプカプカ浮きそうなくらいの調子で生きてく気がする。
わたしたちって怠惰だから気が向いたらやればいいし、上手くいかんことが多い方が幸せに想える。
お仕事だって人間関係だって恋愛だってそんな具合だと後悔だってするけど喜んで後悔させてくれと。
あのときの後悔をもう一回取り戻したいからやっぱり頑張りたいんだけど。
なんかいろいろしてたのに、なんもしてないような気がした朝が最高だったみたいで乾杯
ズーカラデル/ころがる
流してくれてありがとう、まんまところがった
おやすみ
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