ショートショート『高速道路から見えた墓地』
毎日死とは隣り合わせだと
気づきながら生きていかなければいけないことを、にんげん、忘れてしまっているのだろう
服やすみかや食べ物は多く、子供は守る
そんなこともままならないのか
社会よ、私は問うている。
尊ぶべきものを廃れるまで守りきることはできますか。
あの墓地は、枯葉を被ったままで
初めて酒を飲んだときのような
なんとも言えないきもちが纏ったままであった。
毎日死とは隣り合わせだと
気づきながら生きていかなければいけないことを、にんげん、忘れてしまっているのだろう
服やすみかや食べ物は多く、子供は守る
そんなこともままならないのか
社会よ、私は問うている。
尊ぶべきものを廃れるまで守りきることはできますか。
あの墓地は、枯葉を被ったままで
初めて酒を飲んだときのような
なんとも言えないきもちが纏ったままであった。