成功体験とその続き
成功体験を求めるということはごく自然なことであり、誰も失敗したくて事業を始めたり何かに取り組んだりしているわけではないと思います。
だけど、もし失敗続きで何をやっても上手くいかない状態であるとすると、そこには何か無意識化で起こっていることがあるのではないかと思います。
よくスピリチュアル界で言われている「失敗を引き寄せてしまうのもまた潜在意識」というやつですね。
だけど潜在意識とはどこから来てどこへ還るのか、それは目に見えないわけなので「失敗を引き寄せている」と言われても、そうピンとこないわけなんです。
じゃあ、何をもって「失敗」と呼び、何をもって「成功」と呼ぶのか、その定義は難しいかもしれませんが、一言で言うと「自分がそれを失敗とも成功とも決めれる」ということなのではないかと思います。
たとえば、毎月1億円稼いでいる人がいて(本当にそんな方がいらっしゃるのかは分かりませんが)その人が本当にそれを「成功」と呼んでいるのか、それは誰の心にも分かりません。
もしかしたら本人も分からないかもしれません。
だけど、「成功」と呼ぶ時に何を基準に呼ぶかをあらかじめ決めておけば―――お金を稼ぐことが成功なのか、家族を幸せにすることが成功なのか、はたまた有名になることが成功なのか―――簡単なのではないでしょうか。
流れに身を任せるというのもまた、一つの方法だと思います。
意識的に「あれをしよう!」「これをしよう!」とコントロールできることを快感に思う方もいれば、「たまたま」「偶然」こうなった「ラッキー!」に幸せを感じる方もいらっしゃると思います。
一概にどれが正しくて間違っているとは言えませんが、多様な生き方が認められている現在では、全てが正しくて全てが理にかなっていることだと思います。
自分の生き方に正解はないと思います。
どう軌道修正をして、どこをどうしていけば「成功」と呼べるのか、それを模索していく人生もまた「成功」なのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?