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心不全療養指導士〜活動報告書き方講座 Vol.1〜【まずは前提条件の確認とポイント】

心不全療養指導士を目指す方もそうでない方もこんにちは☺️
つゆかんです🐈
今回からは来年度の資格更新を含めた報告書の書き方について
ポイントやコツを発信していきたいと思います

今回は令和7年度の初回更新者から始まる
「活動報告書」について触れていきます
どうぞお付き合いくだいませ🐈

私は急性期病院で慢性疾患看護専門看護師を主として働いており
心リハ指導士などとして多職種の心リハチームの運営をしています
過去に症例報告が必要な専門看護師、心リハ指導士、腎リハ指導士、プライマリケア看護師などの資格取得をし
症例報告で優秀賞などをいただいた経験もあります
院内外の心不全療養指導士受験者の症例の添削をし、
今の所関わった方々は全員受かってます


【重要!】活動報告を記載する意味

HPでは更新の条件として症例報告を5症例記載することが難しい場合に限り
活動報告書を記載することが認められています
(「活動報告書の提出をもって代替できる、と記載)

つまり、「活動報告書」を書くくらいならちゃんと症例報告をしろよって意味ですので意味を履き違えないでください。
したがって、活動報告を記載するとしても
それが3個も4個もなるようであれば指導士としての役割を果たせているかというと微妙と学会側は考えているということです

指導士として症例に関わったのであれば、
全部記載できるくらいのアセスメントや多職種協働をすることが大前提ということです。

記載のコツ

・テーマ選び

活動報告をする際、
4つにテーマから記載を求められています

活動報告書のテーマ

活動内容がどれに当てはまるかはHPにある表で選択してもらうしかないのですが、
④多職種チームへの参加においては、記載に注意が必要です。
多職種チームでの報告では、そのチーム内に”指導士として何をもたらしたか”が重要であり、
そのチームと一緒にある患者に介入した、という報告にならないように注意してください。
もしそれが書けるなら症例報告が書けるからです。

多職種チームから相談(コンサルテーション)があった場合、
そのチームがどのように患者さんに関われるようになるといいのかという
目的や方向性に迷っていたり困っている部分を指導士としてどう導いたのかが、目的や具体的な活動になります。

指導士が率先してチームの前で活動したり患者に介入しちゃった場合は、
相談やコンサルの活動報告としては記載は難しいので、
素直に症例報告をしましょう。

・活動の目的

前述をしましたが、
活動報告で重要なのは、指導士が関わることで、多職種チームや組織、地域などの対象者がどうなることが望ましいのか、
対象がどうなりたいのか、といったニーズに対して指導士がどのように介入したのかが求められます。

それらを予め、何を目的に介入したかを、
可能な限りシンプルにわかりやすく記載することが求められます。

そして、重要なのが、
心不全療養指導士の5つの役割があると思いますが、こちらに沿っていることが大変望ましいです。
それに沿っているからこそ指導士がその活動をしたことに意味があるという裏付け、説得力が増すからです。

心不全療養指導士の5つの役割

例えば、②医療従事者や介護従事者に対する指導・教育では、

「地域で心不全患者の療養生活を支えるために、心不全の発症や増悪予防のための知識を広めるために、地域住民の介護を支える、市内のケアマネージャーを対象に研修会を企画、実施した」

これにより指導士の役割の❶、❹を意識した目的になっていると思います。

・一貫性を意識

目的をいかにシンプルにするかということを記載したと思いますが、
これは読み手にわかりやすくするための意味合いも大きいです。
同時に、書き手である更新者の皆さんが
その活動の目的に沿った記載ができるようにするためという意味合いもあります。

書き出すと、さまざまなことが浮かび上がり、
あれもこれもと記載してしまうものです。
したがって、目的→具体的な活動→活動の結果、
これらにぶれや余計な情報が入らないようにすることがコツになります。

終わりに

箇条書きでもいいので、数十字ずつでまず活動内容を書き出していき、
そこに必要な情報を付け足していくようにすることで書き過ぎを防ぐことができます。
学会発表のスライドをいきなりパワーポイントに書き出すのではなく、
一旦ノートやワードでスライドの作りのためのアウトラインを記載するみたいに、
報告書についてもいきなり書き出すことのないように早めに準備を進めましょうね。

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〜つゆかん🐈〜

#心不全療養指導士
#CHFE症例書き方講座

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