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マダガスカルの絶景を求めて:ストライキに見舞われた旅路

旅行にはハプニングがつきもの。
そんな時迫られる突然の選択⋯
今回はそんな選択を迫られたマダガスカル旅行について思い出してみた。


マダガスカルに行きたい

毎年どこか1週間夏季休暇を取り、海外に旅行することが楽しみのわたし。
その夏どこに行こうか迷っていた末、あることからマダガスカルへ行こうと決意。
それはサン=テグジュペリ作「星の王子さま」に出てくるバオバブを偶然テレビで見てしまったから。

「星の王子さま」に描かれているバオバブの挿絵
実際のバオバブ

テレビの絶景に感動・すぐさまツアーを探したが、当時はマダガスカル旅行があまり主流ではなかったのか旅行会社で掲載されていたのは現地集合型2件のみ。
ぞろぞろ団体で移動するより個人行動の方が性に合っていたのか、2件のツアーを比較し何の迷いもなく参加申し込んだ。
期間は約1週間と、中期旅行なツアーでとても楽しみだった。

突然のストライキ、イヴァト空港での波乱

バンコク乗り換えの計10時間のフライトを経て、マダガスカル・イヴァト空港に到着。
乗り継ぎやフライト疲れでヘトヘトだったが、
”これからバオバブを見に行くんだ!”という気持ちで気力を取り戻した。
なんとかガイドさんと合流し、国内線でモロンダバまで向かう予定のはずが、
モロンダバ行きの国内線がストライキで欠航となりました」と突然の宣告。
この旅行の醍醐味は諦めないといけないのか⋯と思った矢先⋯

迫られる選択

突然「諦めてホテルに行くか、車で行くか、どうする?」と選択を迫られることに。
車で行く場合、所要時間はなんと11時間かつ追加料金(175ドル≒25000円)がかかるとのこと。
偶然同じ行き先だった別の日本人2人は追加料金を支払うことに渋っていたが、
わたしは即決で11時間のドライブを選択!
(だって、またいつ行けるかわからないのに25000円を渋るのは違う気がする⋯)

絶景を目指す11時間の道のり

夕暮れが17:30、出発時刻は6:00。計算通りだとギリギリ間に合うということで
早速出発。
もちろん通常の日程と違うので、立ち寄るところは観光スポットではなく
必然と現地の方と近いところになる。

例えば日本でいうコンビニのような、何でも売ってる感じの小売店や観光では寄れない小さな町だったり。それはそれで面白かったのでいい思い出!
夕暮れの時間が近づいてくると車のスピードが驚くほど速くなり、スピードを出しすぎないように作られた盛り土が全く意味をなしていなかった。
揺れがひどくてたまに頭をぶつけたり⋯

爆走の末に見た絶景

さて、気になるところは”結局絶景は見れたのか”ということ。
結論、見れました。めちゃくちゃ綺麗でした。
それではどうぞ!!

上の写真見たまんまの景色で、躊躇せず175ドル支払った甲斐あり!
本物のバオバブをこの目で見れたとこに今でも感動を覚えてる✨

最後に

改めて思ったことが1つ。
それは、
お金は、物はもちろん経験を買う、という使い方も大切だということ。
お金で迷って本来の目的を果たせなければ本末転倒。
この旅でのハプニングに対する選択は間違っていなかったと思っている。
何にせよ、バオバブが見れてしかも面白い旅ネタも得られたのは大きかった笑
以上、わたしの #あの選択をしたから でした!

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