人生を楽しくし、大切な時にパフォーマンスをフルに発揮する。為に必要なことは心身の力みを私生活から手放すことだ。
こんにちは!
中村剛士です!
先日人生で初めて格闘技の試合に出ました。
流れでプロの試合に出場😂
出場したのはグラップリングという格闘技で総合格闘技の打撃が無いバージョン。関節技や絞め技で相手を倒す格闘技です。勝ちました!!!
勝ちの価値とはまた別で今回の試合を通して沢山の良い気づきや経験を得ることが出来ました。
なので、書きます!
↓
今回の内容
・日々の感謝と受け入れの心、オープンマインドでパフォーマンスをあげる。
・自分に勝つこととは。自分に勝つためには。
・最後に
↓
・日々の感謝と受け入れの心、オープンマインドでパフォーマンスをあげる。
今回の試合にむけて準備していく中で、
自分が試合で勝てるようにと先生や仲間達が沢山協力してくれました。そして、
頑張ってね!応援してるよ!
と沢山の人から声をかけて頂きました。
アスリートなら、試合前はみんな同じような体験をします。客観的な物事の大小は置いといて、
アスリートでは無くても何か大切な事を控えたときに似たような体験を皆さんも一回はしたことがあるのではないでしょうか。
相手の幸せを想い、行動する。言葉をかける。
こんな有り難いことってないですよね。
だけど自分達はこれらの事についてどこまでリアルに感謝出来てるんだろう。
試合で勝つのが恩返し。
結果を出して喜ばせる。
お金を稼いで貢献する。
とかそうゆう誤魔化し無しでそれ以前の話です。
どこまで周りの人達に感謝出来ているのだろうか。どれだけ大切なご縁、仲間だと認識して感謝出来ているのだろう。
自問自答しながら書いてます。
そして、
そのような人達に対して自分はどれだけ普段からオープンマインドで、素の自分で、背伸びしてない等身大の自分でコミュニティケーションを取れているのか。
感謝の心と受け入れの心を常に持ち、
オープンマインドで心の壁を取っ払い、
等身大な素の自分で日々の生活を過ごす。
このことがパフォーマンス発揮に大きく関わります。
受け入れの心とは、心の広さです。器です。
受け入れる心=同意すること。ではないです。
人は何者でもなく、この世界は大いなる流れ、循環であり全ては自分の選択であることを自分の中に腑に落とすことが大切です。自分を殺して受け入れるのは受け入れじゃなくて我慢です。
感謝、受け入れ、オープンマインド、等身大。
これらの普遍的なことが、
覚悟や勇気、自由でのびのびとした心を支えてくれるんです。作ってくれるんです。自分に勝って試合で最高のパフォーマンスを出すためにも、人生を最高にするためにもまじで大切なんです。
感謝の心、受け入れの心でパフォーマンスが上がるかいボケェ!な方。
安心してください、上がります。
そのメカニズムを書きます。
ここからは、僕の考察です。
↓
試合や大切なシーンで自分のパフォーマンスが出ない理由は余分な意識,思考と力みです。
余分な意識や思考とはなにかというと、
パフォーマンスを落とす意識,思考です。
パフォーマンスを落とす思考とは不安や恐れが根源にある思考です。
不安や恐れが根源としてある思考を制御、手放すためには普段からどれだけ自分と向き合っているか、どれだけ自分自身を理解しどれだけ等身大の自分を受け入れ愛せているか、そしてこの世界や社会や他者に対して自分が持つ意識(オープンマインドで受け入れの心)が大切になります。
具体的に書きます。
恐れや不安が根源にある思考。
この根源の恐れとは何か。
それは人と人との繋りやその関係性がネガティブに変化する恐れと、負けた自分や弱い自分を肯定できないまま強制的に受け入れなくてはならない苦しさへの恐れや圧倒的な自己否定で自分で自分を苦しめる恐れ。
負けることで社会から見た自分の立ち位置や社会から見た自分のイメージ、自分が自分に持つセフルイメージ、つまり自他の繋りが変形し自分が自分ではなくなってしまうのではないかという恐れとか。自分が自分をどんどん認められず嫌になっていく感覚は本当に恐ろしいし苦しい。
後はシンプルに分からないことへの恐れもあります。ここも重要です。(人間は分からないことには基本恐れやネガティブな感情を生みます。だから絶対にこうだろうって思ってたことが外れるとテンパったり頭真っ白になったり。今の教育制度は分からないことへの恐れを助長させてるよなぁ。。。)
とにかくみんな社会や仲間から浮いたりはみ出して他者との繋りが変わること、自分との自分への繋り(自己愛)が無くなるのが基本的に一番怖いんです。
自分への愛と他者からの愛を失うのが怖いんです。
ちなみに自分は超超超このパターンでした。
恐れまくってました。
試合に負けて他者や社会からみた自分のイメージが崩壊するのが本当に怖かったんです。このサプライズが一番怖かった。
大したことねぇじゃん。弱いじゃん。って思われるのが本当に怖かった。自分で自分をそう思うことが、思わなくてはいけない現実に直面することが怖かった。自分の居場所を失いそうで怖かった。負けることは失うことだと本気で思ってた。
自分の場合は家庭環境や習い事での環境、子供の頃大切にしてた宝物を自分より強い人に何個も盗まれた過去、あまりにも多かった怪我や病気がこの意識,思考に大きく関わってます。
是非とも皆さんも自分の恐れを強くした事象を思い出してみて下さい。受け入れる事が出来れば、大切なことに気が付きます。
傷ついた過去や自分を蝕んだ過去の事象のレベルとして客観的な大小はあると思うけど、すべての事象は自分の捉え方や主観、つまり性格次第でとんでもなくショッキングな出来事に変換されたりするから他者から見たら意外と小さなことだったりもします。
このことは他者を思いやりその人の身になる為にも大切な考えで、全く同じ事象でもその事象を体験する人によって酷く傷ついたり、あまり気にならなかったり、むしろ喜んだりすることを理解することは人生を生きるうえで非常に大切なことだと思います。
話を戻します。笑
とにかく皆、
自分自身との繋り、自分以外との繋りにネガティブな変化が起こることを恐れてる。
思い通りにいかないこと、
つまりはサプライズを恐れてる。
自分が試合のとき、大切なシーンでなぜ緊張しているのか本気で一番下まで掘り下げたら分かります。
もちろん格闘技とかだと生物的に死ぬことへの恐れもあると思います。だけど本当に死ぬことが一番怖いのか、じっくりと自分と向き合ってみてください。
「負けられない、失敗できない、
もし負けたら、失敗したらどうしよう、
失敗して周りから浮いたら、どうしよう、
本音や自分の意見を伝え嫌われたらどうしよう、
高いお金を払いチケット勝ってくれて応援に来てくれてる人達の為にも勝たないと、
普段お世話になってる人達の為にも勝たないと、
自分や仲間の威厳を守るためにも勝たないと、
地位や肩書、称号を手にするために勝たないと、
人生で何かを成すためにも勝たないたと、
生活する為にも勝たないと、
人からどう見られてるかや自分が他者からどう映っているか、評価や目線が気になる、」
これらは代表的な、
「負けられない理由」や「失敗出来ない理由」や「自己表現できない理由」でありネガティブなモチベーションでありその根底はやはり人と人との繋りです。(見方を変え言葉を変えればこれらは、「勝ちたい理由」でありポジティブなモチベーションにもなります。)
表面化されてなくても心の奥底でこのようなネガティブなモチベーションがあると思います。
これは試合当日とか大切なイベント当日の心境ってよりかは日々の日常からの話でもあります。失敗へのネガティブなイメージ、自己表現あたりは特に。
いや俺はそんなことは全くないよ。
って人も基本的には意識に上がってないだけだと思います。それか過去の心の傷を乗り越えた人。
あるのは当たり前です。
痛みを知っている人であれば。
大切なのは本気でそれらのネガティブなモチベーションや思いと向き合ったことがあるのか無いのかです。自分と向き合うことが大切です。
何事も他人じゃなくて自分と戦おう。
他人と戦うよりおもろいです!
このように、
負けられない理由やネガティブなモチベーションの根源の殆どにネガティブな繋りの変化に対する恐れがあります。
ここまでの話で、
自分はそうかも!ってしっかり該当する人は基本自己肯定感はあまり高くなく(実績や地位などに担保されてない本当の自己肯定感)、普段の生活やプライベートや親友とでさえもネガティブな繋りの変化を恐れている人が多いと思います。
優しい人、真面目な人、繊細な人、気配りができる人、失敗にネガティブなイメージをもつ人に多い。
ここからが大切。
負けられない理由(ネガティブなモチベーション)が普段の自分を動かすメインエンジン、メインの思想になると、
大切なシーンや緊張感のあるシーンで力みます。心も体も力みます。そして重心が上がります。
だからパフォーマンスが圧倒的に下がります。
さらに試合中にもふとネガティブ思考にもなりやすくなります。
その一瞬のネガティブはチャンスどころで勝負を決めに行く勇気を失わせます。
しつこく攻めたり守らなくては行けないシーンから逃げます。(ここはスタミナの不安要素が介入してくることも多いけどスタミナの不安要素がなぜ自分にあるのか。その根源にはやはり繋りに対する恐れや普段からの自己肯定感の低さがあります。後に記述。)
とにかく、
心身ともに力むことで圧倒的にパフォーマンスが落ちます。体がプカプカ浮いたり、地に足がついてない感じになったり、練習ではバテなくてもすぐ試合中にバテたり息があがったり。
体の力がある程度抜け集中はしっかりと出来ていても、心の力みがあれば自分のいつものリズムよりテンポが上がり結果的にプレーが始まれば体の力みも出やすくなります。一見凄みのある集中力でも一発狙いになって自分のリズム崩れてたり。
人間は分からないことや思っていたこと(予測)とは違うことが起きると(サプライズ)怖いので力みます。心や思考に力みがあればサプライズによる力みの効果は心身ともに増す。普段から必要以上にサプライズ(間違えること、不正解、失敗することなど)を恐れてるからそれが運動やコミュニケーションにもでる。サプライズに嫌悪感をもつ習慣、恐れる習慣。それは心のタフさ、折れやすさにも大きく関わります。
サプライズに屈せず自分の運動を遂行するためにも、勝利の糸口を自分のマインドで潰さない為にも、恐れと向き合い適切な脱力を作ってパフォーマンスをあげるためにも、日々の生活で受け入れの器を広げてオープンマイドで図太く日々を生きる必要があるんです。
このことはスポーツ以外でも同じですね。
例えばプレゼンとか。
心と体の力みがパフォーマンスを低下させます。
頭真っ白になったり、自信のなさがコミュニケーションやオーラに現れたり。
これらのパフォーマンスの影響には横隔膜とホルモン、脳、自律神経が強く強く関係してます。
だから呼吸が大切なんです。
パフォーマンス出すためにも、
日々の心身の力みを取るためにも。
呼吸はこの辺コントロールするのに一番。
恐れが根源にあり、
それが日々の私生活や本番当日のメインエンジンになったり、何を自分が恐ているのかなど自分への理解が低いと力み、緊張が作用してパフォーマンスとしてはかなり落ちやすいです。
負けられない理由ではなく、
勝ちたい理由じゃないと。
失敗出来ない理由ではなく、
成功させたい理由。
恐れのモチベーションじゃなくて、
好奇心とか、好きを根源のエネルギーとして回さないと。
これらは私生活で決まります。
自分と他者をどれだけ愛せているか。
なにか持ってる自分だから愛せるんじゃなくて、
何も持っていない自分を愛せるか。
・自分に勝つこととは。自分に勝つためには。
ではこれらのことを踏まえた上で試合でパフォーマンスを出すためにはどうすればよいか。
その答えはやはり、
日頃から自分と向き合うことで自分を知り、
日頃から自分に勝つこと。
そして受け入れの心を磨き、
図太く繊細になること。
自分に勝つこととはなにか。
僕なりの解釈を書きます。
自分に勝つことの意味を私生活と試合中で分けて考えてみます。
・私生活
自分が何を恐れているのかを知り向き合うこと。向き合ったことで得たリアルにおいても、
普段の私生活においても、
受け入れ難いことに直面したときに器を広げ受け入れの心を磨くこと。我慢ではなく受け入れ。
そしてそのような心で他者と自分に心の壁を作らず、素の自分で愛を忘れずコミュニケーションをとること。
そのように私生活を過ごせれば、
大きな器と愛、好奇心と自由でのびのびした心、繊細な心と図太い心、自信(信じる心)と質の高い覚悟。を作ることが出来ます。
自分自身や仲間との信頼関係を築けます。
・試合中
試合開始までに作り上げてきた自分や仲間との信頼関係を信じて戦い続けること。
勝つためのことを実行し続けること。
これらのことが、
僕なりの自分に勝つこと。
自分に勝つために必要なこと。
もっと抽象度を上げてシンプルにすると
自分に勝つこととは、
器を広げ受け入れ、自分の選択を愛すること。
だなぁとこのノートを書きながらまとまりました。
このように試合前や私生活ではまず自分が何を恐ているのかを把握してそこを受け入れられるように自分との信頼関係を作り上げます。
その恐れとは、大体がこれです
↓
根本的な恐れ
・社会的地位や社会的ポジションのネガティブな変化による人と人、自分自身との繋りや信頼関係を失う恐れ。
試合での恐れ
・スタミナ切れの恐れ。
・技のリスクの恐れ。
・サプライズへの恐れ
繋りの恐れはこれまで書いてきたとおり。
負けることによりサポーターや友人との絆や信頼を失ったり、大したことないじゃん。駄目じゃん。とかって思われるのが怖いこと。
経験主義ではなく結果主義の人に多い。自分への肯定、アイデンティティを経験ではなく結果や地位などで構成してきた人はここ強い。
次の恐れは試合でのスタミナ切れの恐れ。
試合でのスタミナに不安がある人はネガティブ思考になりやすいし今日書いたことが当てはまる人も多いかと思います。自信や自己肯定感が低い人、結果主義の人、プライドが高い人、失敗が嫌な人、周りからの評価を気にする人などに多いと思います。
上記のような性格の人はとにかく、
自分の情けない姿ところや不格好なところ、
弱いところやダサいところを周りに見せることが嫌だし怖い。
この性格の人は練習でも弱いところや恥ずかしいところが周りに見せられないので、勝ちにこだわるが故に体力をセーブしたり、バテて負けたり、バテて逆転されるなどの「サプライズ」が起きないように動く。必要以上に。なぜなら普段から必要以上にサプライズ(間違えること、不正解、失敗することなど)を恐れてるから。そしていざサプライズが起きたときは簡単に心折れたり。タフさが足りなかったり。
だからチャンスどころでも少し疲れてると休んじゃう。その詰めの甘さの癖が試合で必ずや出るから自分より強いやつには勝てないし、マインドが強くてスタミナあるやつには相手の方が実力下でも負けやすい。
そしてこのマインドだと試合でのスタミナもずっとつかない。これらの思考の癖はチャンスや勝負所で全力で仕掛けにいって勝ちに行くタイミングを消失させます。故に、勝てない。
体力トレーニングとかでも途中で燃え尽きてバテバテで動けなくなるのはダサいので計算して動きます。のでスタミナがつきません。追い込めててもそのマインドで行うトレーニングでは効果はかなり出にくいです。意識力が弱いので試合でバテます。
このような人達は弱い自分や恥ずかしい自分を競技以外でも日々の生活から周りに見せられない人が多いのではないでしょうか。
この私生活での自己肯定感の低さは確実に日々練習に強くネガティブに影響してます。
そして日々の私生活のマインドの癖が練習中マインドの癖として現れ、それらがネガティブな癖として試合に現れてしまいます。
そして何よりそのような自分の意識やマインドを自分自身は本当は、本当は知っている。
知っているけど知らないふりしてる。
だけど本当は知っているので自分に負けていることも知っている。だから根っこからの自信がつかない。自分の芯ができない。いつまで立っても自己肯定感は上がらず不安も消えない。自分なりにトレーニングいくら頑張っても不安が消えない。
不安が消えないから試合では力んで重心上がってスタミナすぐなくなって、勝負所で仕掛けられない心の弱い選手に。そしてさらにサプライズを避けるようになる。この悪循環。
このように、根本的な恐れである繋がりのネガティブな変化に対して敏感な人ほど、試合でのスタミナ切れの起こりやすさやスタミナへの不安が強い。そして試合での勝てるチャンスをいくつも自分のネガティブな意識の癖で潰す。
まさに当時の俺。笑
耳が痛い。。。笑
これまで書いたように、
基本どの恐れも根源や本質は同じです。
サプライズにネガティブに反応するのだって繋がりに対するネガティブな変化への恐れの癖です。
とにかく自分と向き合ってください。
人生変わります。
自分と向き合って、
何を恐れているのかを把握して、
受け入れるための器を構築してください。
普段から弱い自分や恥ずかしい自分を周りに見せてください。人に合わせないで自分の選択で生きてください。羞恥心と罪悪感は捨ててください。
アンパンマンになってください。
それだけで変わります。
本当です。
他者を思いやり感謝することを大切にしながらもまずは自分をとことん愛してあげる。
自分を信じて自信満々でいきる。
本当の自信は何かに担保されるものじゃない。
大会結果や地位、社会的ポジションに担保されてる自信なんていざとなったらポッキーのように簡単に折れます。経験談です。。笑
仲間からの言葉を、愛を信じてください。
それをお世辞や口だけと捉えるか、
ありがとうと捉えるかは自分次第です。
そのようなことにおいても自分に勝つんです。
自分に勝って相手からの愛を受け取ってください。
自分や周りを信頼するのも、
自分に勝つことの一つです。
信頼するのに理由なんて探さないでください。
いらないから。否定強めな自分に勝って、信頼するんです。でも詐欺には気をつけて。笑
褒められた言葉に対して謙遜しないでください。相手からの愛の言葉を謙遜なんてせずちゃんと受け取って下さい。
「いやいやいや、僕なんて全然ですよ。」
これ未だに、口癖で出ます。
何じゃこの口癖。
まずありがとうございますやろオレバカァコラァ!!!
3歩進んでも2歩下がる。
行けるタイミングで100歩進む。
ちょっとずつです。
半年あればだいぶ変わります。
応援してます!
・最後に
今回の試合に向けて電車で会場に向かうとき、
会場内、試合を終えて帰るとき。
終始周りに仲間が近くに居てくれて本当に本当に幸せでした。
レスリングをやっていたときは社会から見た自分の価値が崩れることを恐れ、また負けることで人と人との繋りや仲間を失うことを恐れてました。
だけど本当のサポーターは一緒に戦ってるだけです。自分の仲間を応援してるだけです。
現役をやめてスポーツトレーナーになりやっと心の底から分かりました。やっと本当の応援ができるようになりました。
今自分は格闘技が軸としてあるライフスタイルじゃないからこそ、現役選手ではないからこそ応援する側の気持ちを知ってる。
だからこそ「サポーターは一緒に戦ってくれるファイターだ。仲間だ。」と今回割り切れた。最高に試合を楽しめた。
だけれども、
5分一ラウンドでも来てくれる仲間に対して、
自分の試合のためだけに高いお金を払ってくれてるんだから絶対に負けられない。勝たなきゃ。
っていうマインドに必然的になるのも感じた。
格闘技一戦目なのにプロの試合だし、
中村倫也の弟として格闘技の有名なサイトに乗ってたし、子供達に運動や格闘技を教えてる先生としてのプレッシャーだったり、
子供の無邪気な応援にはまじで答えたい!
と強く思うほどそれがプレッシャーになったり。
プレッシャーは正直ありました。
だけど、
それらのプレッシャーは自分の妄想だということを受け入れる器を試合前にまでにちゃんと作れたことで、それらのプレッシャーは全部負けられない理由ではなく勝ちたい理由に変換できました。
仲間からの、頑張れ。
全力を尽くして、負けたあとの慰めの愛の言葉。
とにかく普段からでも試合前でも試合後でも、
それら仲間がくれる愛を自分がどれだけ信じられるのか。受け入れられるか。
仲間からの、
応援してるよ!
が勝ちたい理由になるのか、
負けられない理由になるのか。
ここまで書いてきたように、
それは自分の普段からの心のあり方で決まります。
人生を最高にするためにも、
競技や大切なシーンでパフォーマンスを出すためにも、等身大で。心を思い切ってオープンに。
仲間を信じて感謝して。
自分とその他全てに感謝して愛して日々を生きる!!!
一緒に器を広げていきましょう!!!
バイバイ!
PS
僕はレスリングを3年前の試合で引退しました。
本当は2024年のオリンピックまでやることが決まってたから3年前のあの試合が最後になるとは思わなかった。
全日本選手権。
準決勝で破れ引退。
最後の最後まで皆に不甲斐ないダサい姿を見せて学生レスリングが終わってしまった。
大学レスリング、こんなはずじゃなかった。。。と強く思った。
母さんに涙をぐっと堪えながら、
「ずっと勝てなくて本当にごめん。」
と謝ったのを今でも強く覚えてる。
「四年間ずっと支えてくれてありがとう」とも言えたけど、あのありがとうはごめんなさいだった。
レスリングを愛してが故に自分の意識で自分を苦しめまくってきた。この苦しみは俺にしか分からないと思う。
競技人生という時計はあちこちボロボロで色んな所が壊れたまま3年前に針が止まった。
その壊れた時計を俺は心の中に閉じ込め蓋をしてきた。受け入れずに蓋をした。
故に3年間苦しかった。
引退後2年間はしばらくカレーとトレーナーの開業に向けてとにかく一人で突っ走った。
そして心も体も壊れた。
壊れて、3年前に蓋をした時計の存在に今から丁度1年前に気が付いた。蓋をして見えなくなってた。
俺が競技生活中に持っていた時計は社会が作り上げた時計でありオリジナルじゃなかった。
時間は1-12、1分は60秒で一日24時間。
一年間少しずつ、
時間をかけて少しずつ少しずつ修理をしてオリジナルの時計を作り上げた。
なんのルールもない自由な時計。
このオリジナルな時計に完成はないけど、
試合を経験して再び針は動き出しました。
アスリートには戻りません。
自分の人生がスタートしたのです。