水圏リーダー講習会を開催しています。
東京海洋大学では,水圏リーダー養成の講習会が,1年生の学生18名を対象に行われています。12月21日,小学校1年から3年生60名を対象としたアクティビティ実習が行われました。
大学生は,6グループに分かれ自分たちで製作した海の教材(アクティビティ)を用いて,子供達に海の科学の楽しさ,面白さを伝えています。はじめて児童に教えるため,大学生はとても緊張していましたが,今回は二日目の実習ということもあり,子供達の心をつかみサポートが上達しています。
会場となる港区立港南子ども中高生プラザでの水圏リーダー実習は,今年で12年目を迎えました。毎年20名ほどの学生が取り組んでいます。この実習の目的は,座学で学んだ探究活動を促進する理論「ラーニングサイクル理論」というインストラクション手法を実地で習得し,水圏リーダー初級の資格を取得します。
子供たちは,砂浜から貝殻や海洋プラスチックを採取し,砂を作る実験【砂浜はどうやってできている⁈】,海をキレイにするためにどうするかを考える実験【どちらの水がキレイかな?】,真水と塩水の二層を作る実験【どうして海で体がうくの?】,自分で作った競りのカードゲーム【おさかなマーケット】,海洋生物の神経衰弱【おさかな神経衰弱】,地球温暖化で変わる生き物調べ【昔と今の海の違いを見つけよう】などのそれぞれのアクティビティを楽しみながら,海の仕組みや海と人との関わり「水圏リテラシー」を学んでいました。
子供たちに「今日はどうだった」と尋ねますと「とても楽しかった。毎月のようにやって欲しい」と,とても楽しそうに話してくれました。この実習は3回行われます。次回は,1月18日16時30分からです。見学をされたい方は是非,お声掛けください。