丹野剛史

丹野剛史

最近の記事

変わる軸

 最近凄く感じている違和感がある。  僕は現在就活真っ最中だ。やらないと決めていた就活。ある企業の新卒募集に応募したことがきっかけでいつの間にか始めていた就活。これはタバコに近いことが起きている。勧められて吸い始めたタバコがやめられない。興味があって一本吸ってしまったタバコを気付いたら幾年も吸っていた。これに近い。凄く興味のある企業が今年から新卒採用を始めるという情報を聞きつけ応募したのが最後(それが最初だが)。就活というものを辞められなくなっている。内定というゲームクリア

    • 破壊

       強固な塔が崩れ落ちる。その崩れる音が何処からか聴こえてくる。なんて美しい音だろうか。こんなに美しい音を奏でるものを、僕はまだ知らない。いや、これからも知らないだろう。既存の美しくも脆く、そして馬鹿げた枠組みが崩れ落ちる。そんな崩れ落ちる塔を遠くから眺め、そして数億するバイオリンに匹敵するかのように繊細で、力強い音色を僕は一人、暗い部屋で楽しんでいた。  世の中の全ての対話がオンラインに移行した。就職活動における面接から大学での講義、そして毎週街中でドンチャン騒ぎしていた飲

      • 狂っている。

         この世の中は狂っている。  世の人間は、皆生きていればチャンスがあるだとか無責任に生きることを強要してくる。人間が現代社会で生き抜くためには、仕事をしてお金を稼いでご飯を食べなければいけない。しかし、企業に雇われない、人財としての価値を見いだしてもらえない場合、どうすれば良いんだ。そこに生きていてくれるだけで尊い。そんな優しいだけの言葉は、生きる力を失った者には心臓を刺す言葉だ。  僕自身21卒の新卒就活組だ。僕は人生に妥協をしたくなかった。だから本気で働きたい企業様に