運動オンチを教える際、できるのが当たり前で指導すれば相手はできるようになる。
運動指導は、
先ずは教える相手を認めて、
自分にはできる、できるかもしれない。
と言う。
そのマインドを作ってあげることが大事だと思います。
良くも悪くも、
他人からの評価によって人は変わることができる。
と、思います。
指導者に限らず、
教える相手をどのように扱ったのかによると思います。
あなたは下手だから。
あなたはセンスがない。
あなたには無理だから。
そう言われると、
言われた本人はいい気分にはなりません。
ダメだ、ダメだと言われ続けると、
上手な人でも自信を失う可能性も出てきます。
本来、
指導者は教える相手に対して、
相手が「できる」と思って指導すべきです。
相手の年齢やら体格やら性別やら、
過去の運動経験とか一切関係ありません。
素質や遺伝とかも同様です。
今がどんな状態であっても、
先ずこれからも成長できると未来を認めて接すること。
本人が思っていなくても、
教える自分は絶対にできるものだと信じて扱わなければならない。
と強く強く思います。
どう扱ったかによって、
相手は変わりますから。
必ずできるよ。
絶対やった方がいいというように。
良い評価を与えられたりすると、
本当にできるようになります。
心理学ではエフィカシー(自己効力感)、
という言葉があるそうですが。
自分を高く評価する。
でも確かに言えるのは、
本当に自分ができると思えば可能性は出てきます。
しかし、
できないと思ってしまった時点で可能性はゼロになります。
運動オンチや運動が苦手な人は、
運動ができる人や得意な人は最初っからできる人と思い込んでいたり、
遺伝や素質があるからできるんだと勘違いしてしまっていることも多く見受けます。
少々強い言い方ですが、
最初からそんなわけないやろ!!
僕が見た限りですが、
いつも優勝するほどの強い部活の練習風景を見たとき。
指導者が全国大会は出場するのが当たり前で指導されている。
もちろん指導を受ける部員も、
そうなるもんだと信じて練習に励んでいる光景を目にしたことがあります。
自分たちを信じさせている。
自分たちはできるんだと思い込ませている。
なんかそれが強さの大きな要因な気がしました。
どんなに才能がある人でも、
ダメだと思ったその時から本当にダメになります。
技術などのきめ細かな指導も大事ですが、
それよりも教える相手に「あなたは必ずできる」と、
すでに未来を認めて接して教えることが大切だと思います。