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レギュラーに選ばれなかった人の気持ちを考えさせるのが部活動の良さ。

大学生時代、
4年時には少林寺拳法部の主将であった私は。

最後の大会に意気込んでいました。

とにかく結果を出すために、実力主義。

と、していました。

なので、
先輩だから出場できるというのはナシ。

いくら努力してもです。
そもそもみんな努力しています。

結果的には最後の大会は個人としても、
総合的にも最優秀の成績を納めることができました。

大会後、
同期の一人が部活に全く顔を出さなくなりました。

音信不通です。

彼は人が変わったように、
頑張っていましたがメンバーには入れませんでした。

・今更頑張っても遅い。
・頑張っている後輩が不満を持つ。

当時を考えれば、
当然と言えば当然の判断であると思います。

本人は悔しい気持ちもあったと思いますが、

自分は蔑ろにされたと感じたのか?

自分が必要とされていなかった?

自分の居場所はないと思ったのか?

理由は分かりません。

人が変わったように、
頑張ってはいたけど…。

ただ今考えれば、
選んだ方が良かったなぁと思います。

最後やったしね。

出れなかったけど、
部として組織としては必要であると。

彼に対するフォローが私にはなかった。

ことは悪かったと思います。

プロスポーツ選手の場合だと、
競争選抜が普通ですから、
実力のある者だけが試合に出ることが常識。

でも学校の部活であれば、
そこまで実力主義である必要はないなぁと。

今になっては思えるようになりました。

何より学校は教育機関です。

人としての。
人間性、人間的成長を促すとこでもあります。

いや本来それが主ですから。

中学・高校・大学では、
部活動がありますが活動の目的は様々。

部活だから勝ちにいくことが目標。

というのでもないです。

実は私が通っていた体育大学の部活は、
良い悪いは別にして勝利至上主義ではなかったです。

意外と。

練習や試合以外のこともうるさく言われたものでした。

繰り返しになりますが、
良い悪いは別にしてねw

レギュラーに選ばれて、
スター気取りするアホがいるんですよね。 

まだ勝ってもないのに、
威張ったり偉そうにしたりしたらカッコ悪い。

レギュラーに選ばれるってことは、
活躍を期待されてるってことだけです。

もし大口叩いて負けたら、
試合に出れなかったメンバーは、
口にはしないものの内心は穏やかではないはずです。

心の中で、
何やっとんじゃボケ!

と叫ぶと思います。

そんなしょうもない奴は、
今度から足引っ張ったろか!

と思われるかもしれない。

試合の結果は、
いくら頑張っても勝てない時はある。

負けてくて負けた人はいません。

けれど、
出れなかった人の思いを大切にしないといけません。

確かに練習を人一倍頑張って、
ライバルを抜いて選ばれたかもしれません。

けれども、
試合に出れなかった者も同じ仲間。

レギュラーが上で、
補欠が下ってことはありません。

試合に出場している者だけで、
練習やチームが成り立っているわけではありません

出れなくても試合の時に、
道具の準備を手伝ってくれたり。

練習仲間がいるから、
練習やトレーニングができる。

またサポートもしてくれるわけですから。

出れへんかった人たちの思いも背負って、
死に物狂いで試合を頑張るのが仲間への礼儀だと思います。

人の気持ちを考え、
人としての在り方も教える。

教育の場で活動する部活だと思います。

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